BtoBのセミナーやウェビナーでは、「LPは見られているのに申込数が伸びない」「フォームの途中で離脱される」といった相談がよくあります。
原因は、LP、申込ボタン、フォーム、確認画面、完了画面がそれぞれ別々に作られていて、参加者の気持ちの流れと合っていないことです。
イベント申込では、フォームだけを直しても効果が限定的なことがあります。
誰向けのイベントか、何が分かるのか、入力にどれくらい時間がかかるのか、申し込んだ後に何が届くのかまで、一連の流れとして設計することが大切です。
LPの最初の役割は、参加者に「これは自分に関係がある」と感じてもらうことです。
開催概要や講師紹介を並べる前に、対象者と参加メリットがすぐ分かる構成にします。
ここが曖昧なまま申込フォームへ進めても、ユーザーは「興味はあるが、今申し込むほどではない」と判断しやすくなります。
対象者、課題、得られる内容、開催概要を先に見せます。
必要な項目、入力時間、日程選択、補足説明を分かりやすくします。
日程、参加形式、入力内容、キャンセル条件を見直せるようにします。
カレンダー登録、資料、関連イベント、メール確認を案内します。
LP上の申込ボタンは、「申し込む」だけでも機能します。
ただ、BtoBイベントでは、申込後に営業連絡が来るのか、動画視聴が始まるのか、日程選択へ進むのかが分かりにくいとクリックをためらう人もいます。
ボタン文言は、押した後の行動が想像できるものにします。
フォームに入った直後、いきなり入力項目が並ぶと、ユーザーは負担を感じます。
特に会社名、役職、従業員数、検討状況などを聞く場合は、なぜ必要なのかを短く説明しておく方が自然です。
当日のご案内と、参加者様の業種に近い事例紹介のため、以下の項目をご入力ください。
すべてのイベントで、フォームを細かく分ける必要はありません。
単発ウェビナーのように入力項目が少ない場合は、1画面で完結した方が早いこともあります。
| イベント種別 | フォーム構成 | 考え方 |
|---|---|---|
| 単発ウェビナー | 1画面完結 | 氏名、会社名、メール、参加日程程度なら短く済ませる。 |
| 個別相談会 | 2ステップ | 日程選択と相談内容を分け、入力の負担を下げる。 |
| 学校説明会 | 2〜3ステップ | 日程、参加者、同行者、希望学科などを順番に聞く。 |
| 施設見学会 | 2〜3ステップ | 見学目的、希望日、人数、確認したい内容を分ける。 |
イベント申込で離脱が起きやすいのが、日程選択です。
候補が多すぎる、満席なのか分からない、オンラインと会場参加が混ざっている、といった状態だと判断に時間がかかります。
日程選択では、次の情報を同じ場所で見られるようにします。
オンライン開催。申込締切:3/10 18:00。
この日程で申し込む会場開催。少人数の質疑応答あり。
申込完了後、関連資料とカレンダー登録リンクをお送りします。
氏名、会社名、メールアドレス、関心テーマを入力します。
確認画面では、入力内容をただ並べるだけではなく、参加者が不安になりやすい情報を先に出します。
イベント名、日程、参加形式、メールアドレス、同行者、キャンセル条件などです。
確認画面で「この内容で申し込んで問題ない」と判断できれば、完了率は安定します。
完了画面は、申込直後の関心が高い状態で見られます。
ここを単なる完了メッセージだけにすると、当日までの準備や関連コンテンツへの動きが切れてしまいます。
完了画面には、次のような情報を置いておくと便利です。
イベント申込を改善するには、申込数だけを見ても判断しきれません。
LP閲覧、申込ボタンクリック、フォーム到達、確認画面到達、完了のどこで落ちているかを見られるようにします。
イベント申込フォームは、業種やイベント内容によって必要な項目が変わります。
学校説明会、医療・介護施設の見学会、ホテル・会議室の内覧会、製造業の技術セミナーでは、事前に確認したい内容が違います。
| イベント | 確認したい項目 | 入力の考え方 |
|---|---|---|
| 学校説明会 | 学年、志望学科、保護者同伴、希望日程 | 選択式を中心にし、自由記述は最小限にする。 |
| 介護施設見学 | 見学目的、入居検討時期、参加人数、相談したい内容 | 施設側の準備に必要な情報だけ聞く。 |
| 会議室内覧 | 利用目的、想定人数、候補日、必要設備 | 日程と人数を先に確認し、詳細は後続で確認する。 |
| 技術セミナー | 業種、課題、導入状況、関心テーマ | 営業資料ではなく、当日の事例紹介に使う情報として聞く。 |
学校向けのイベントや説明会フォームを検討する場合は、学校向けWebシステム活用アイデアのように、学年・保護者・希望日程などの項目設計もあわせて確認しておくと考えやすくなります。
イベント申込は、LPからフォームへ送って終わりではありません。
参加者が興味を持ち、日程を選び、必要項目を入力し、申込内容を確認し、当日までの準備に進むところまでを一つの流れとして扱います。
対象者、得られる内容、開催概要、参加メリットを伝えます。
開催日時、形式、空き状況、締切を同じ場所で見せます。
必要な情報だけを、理由が分かる形で入力してもらいます。
日程、参加形式、連絡先、キャンセル条件を確認します。
受付メール、カレンダー登録、事前資料、関連導線を案内します。
イベント申込のエントリーフローは、LP、フォーム、確認画面、完了画面を別々に作ると、途中で離脱が起きやすくなります。
対象者と参加メリットをLPで伝え、申込ボタンでは次の行動を明確にし、フォームでは必要項目と入力理由を短く示します。
誰向けか、何が分かるか、いつどこで参加できるかを最初に伝えます。
日程選択、入力項目、所要時間、入力目的を分かりやすくします。
カレンダー登録、事前資料、関連イベント、個別相談などへつなげます。
株式会社インテンスで設計する場合も、イベント申込を単なるフォーム制作として考えるのではなく、LP、申込ボタン、日程選択、確認画面、完了後フォローまで含めて考えます。 申込数だけでなく、当日の参加率やその後の商談・相談につながる流れを作ることが重要です。