FAQは「作ること」よりも、「更新し続けること」の方が難しいコンテンツです。 ローンチ直後は充実していても、数年経つうちに情報が古くなり、問い合わせ内容とのギャップが広がっていく―― インテンスでも、多くのBtoBサイトで見てきたパターンです。
まず押さえるべきは、FAQ更新が誰の責任なのかを曖昧にしないことです。 「時間がある人がやる」状態では、優先度が上がらず、更新されなくなります。
組織規模に応じて兼任もあり得ますが、「誰が見ても、このFAQはこの人(このチーム)の責任範囲」と分かる状態を目指します。
FAQを更新し続けるには、問い合わせログ→FAQ候補という流れを半自動的に回す必要があります。 ここで重要になるのが、問い合わせ管理システムとの連携です。
問い合わせ管理ダッシュボードの設計次第で、FAQの更新コストは大きく変わります。 インテンスが構築する問い合わせ管理システムでも、「FAQ候補」のタグやメモ欄を最初から想定しておくケースが増えています。
FAQの更新は、「気付いたときに行う」のではなく、ある程度のリズムを決めておくと回しやすくなります。
このとき、単に「更新する」だけでなく、チェックすべきポイントをあらかじめ決めておくと、会議やレビューが進めやすくなります。
更新対象を決める際には、アクセスログと問い合わせ件数を突き合わせます。
ホテル・クリニック・不動産など、予約や来店が絡む業種では、「キャンセル」「変更」「当日の持ち物」といったテーマのFAQがアクセスの上位に来ることが多く、 ホテル向けWebシステム活用アイデア のような業種別の導線設計と組み合わせてFAQの位置付けを考えると、改善の優先順位も見えやすくなります。
FAQ更新が後回しになる理由のひとつは、「どのくらい時間がかかるか分からない」ことです。 そこで、更新作業をいくつかの定型タスクに分けておきます。
このように工数を見積もりやすくしておくと、他の業務との兼ね合いの中で「毎月ここまではやる」というラインを決めやすくなります。
FAQを更新しても、社内外に認知されなければ効果は限定的です。 特に BtoB では、社内の営業・サポートが最新のFAQを把握しているかどうかで、活用度合いが変わります。
こうした「教育」とセットでFAQ更新を考えることで、Web上の情報と現場対応のギャップを小さくしていけます。
FAQを更新し続けるためには、役割分担・更新トリガー・レビューサイクルの3点を明確にしておくことが重要です。 問い合わせ管理システムと連携しながら、小さなサイクルで改善を続けることで、FAQは「放置されるページ」から「問い合わせと業務の双方を支える基盤」へと変わっていきます。