宿泊予約システムそのものではなく、宴会・会議・法要・宴席などの問い合わせや資料請求を整理し、営業部門や宴会予約の負荷を下げることを目的としたWebシステム活用パターンをまとめました。
対象:宴会・婚礼・法要担当/営業企画
宿泊予約は外部予約サイトや既存システムで対応しつつ、「宴会・会議・法要・宴席」の問い合わせや案内をWeb上でもう少し整理したい施設様を想定しています。
次のような状況のホテル・旅館様を主な対象としています。
紙のパンフレットには詳しく載っているものの、Web上では「ご宴会プランあります」といった概要のみで、具体的な金額や内容・オプションが伝わりにくいケースがあります。
人数・用途・レイアウト・設備・料理内容などを電話口で一から聞き取るため、担当者の負担が大きくなりがちです。
法要・法事・会食プランについて、営業担当個人のメモや経験に頼った案内になっており、Web上の情報整備が追いついていない場合があります。
会席/ビュッフェ/飲み放題付きなど、プランごとの金額・料理内容・利用時間・適正人数などを整理して掲載するページです。
紙パンフレットでは載せきれない写真や詳細情報をWeb側に掲載し、営業トークの補足資料としても活用できます。
プランごとに「このプランで見積相談する」ボタンを設置し、問い合わせフォームへつなげることもできます。
季節限定プランや早期予約特典などの情報もまとめて管理できます。
宴会・会議・パーティ・レセプションなどの用途ごとに、人数・候補日・時間帯・レイアウト(スクール/シアター/ロの字など)・必要設備を入力してもらうフォームです。
電話での一次ヒアリング前に条件を整理してもらえるため、担当者は具体的な提案から話を始めることができます。
空き状況との連携までは行わず、「まずは条件と希望日時を把握する」ことにフォーカスした軽めの構成も可能です。
将来的に、簡易的な空き状況表示機能を追加することも視野に入れられます。
法要・法事プランの内容・会食メニュー例・会場レイアウト例などをまとめた紹介ページに、資料請求フォームを組み合わせた構成です。
喪主経験が少ないお客様にもイメージしてもらいやすいよう、流れやマナーの簡単な説明も合わせて掲載できます。
喪家向けDMや葬儀社からの案内と連動させることで、アフターフォローの受け皿として機能します。
将来的には、法要日程の自動計算ツールと組み合わせることもできます。
宴会場・会議室・ロビー・レストラン・チャペルなど、館内施設の写真と簡単なスペックを一覧で見せるページです。
各施設から、宴会プランや見積相談フォームへの導線を用意しておくことで、「ここを使ってみたい」と思ったタイミングでお問い合わせにつなげられます。
360度ビューや動画などを追加していく拡張余地もあります。
BtoBの会議・研修利用向けの資料ダウンロードと連動させることも可能です。
パンフレットではスペースに限りがあるため、Web上に詳細情報や写真を集約しておくことで、営業担当が「詳しくはこちらをご覧ください」と案内しやすくなります。
見積・空き状況問い合わせフォームで基本条件を整理しておくことで、初回の打ち合わせ時間を短縮しつつ、より具体的な提案に時間を割けるようになります。
葬儀社や寺院からの紹介、喪中はがき・案内状などと連動させて法要ページへ誘導することで、宿泊以外の宴席需要も拾いやすくなります。
現在のWebサイト・パンフレット・営業ツールを確認し、宴会・会議・法要に関する情報の整理状況を把握します。
「Webに詳しく載せるべき情報」と「営業担当が直接説明する情報」の線引きを行い、ページ構成とフォームの役割を決めます。
プラン一覧ページ・見積/空き状況問い合わせフォーム・法要紹介ページ・ギャラリーページなどの構成案をまとめてご提案します。
ご承認いただいた内容を元に、画面デザインとシステム部分を実装し、テスト環境で動作確認を行います。
本番サイトへ反映し、営業チームや予約センター向けの案内資料(どの場面でどのページを使うか等)を整えたうえで運用開始となります。
まずは問い合わせ窓口とプラン情報を整理し、将来的には次のような拡張も検討できます。