フォーム改善の相談では、「入力エラーで離脱している気がするが、どこから手を付ければよいか分からない」という声をよく聞きます。 エラー表示は地味ですが、完了率に直結する UI 要素です。
このページでは、エラー表示UIを見直す際にチェックしたいポイントを、一覧で整理します。
最初に確認したいのは、「エラーがどこに出ているか」です。
特にスマホでは、送信ボタン付近に「未入力・エラーのある項目があります」とだけ出て、 実際のエラー箇所までスクロールしないと見えないケースも多いため、挙動の確認が重要です。
エラー表示は、色だけに頼ると見落とされることがあります。
医療・金融・不動産など、誤入力がトラブルに直結しやすい業種では、不動産向けシステム開発例 のような、 慎重な UI 設計が求められます。
エラー文言は、「何がダメなのか」「どう直せばいいのか」が一目で分かることが理想です。
インテンスの案件でも、「例:03XXXXXXXX のようにご入力ください」と、具体的な例を1つ添えるだけで、 エラー件数が減ったケースがあります。
送信ボタンを押した後、ユーザーが迷子にならないようにするためには、次のような挙動が有効です。
学校や施設の見学予約フォームなど、入力項目が多いフォームでは、このスクロール挙動だけで体験が大きく変わります。 学校向けWebシステム活用アイデア のような、多段フォームでは特に注意したいポイントです。
エラー表示UIの最適化は、派手な機能追加ではありませんが、完了率と問い合わせ満足度を底上げする土台になります。 位置・色・文言・挙動という4つの観点でチェックし、実際のスマホ画面でテストしながら微調整していくことで、 「直しやすいフォーム」「諦められにくいフォーム」に近づけていくことができます。