コンサルティングファームの資料DLフォームとリード育成フロー設計

コンサルティングファームでは、ホワイトペーパー・事例集・調査レポートなどのダウンロードを通じて、 見込み顧客との接点を作るケースが一般的です。 しかし、資料DLフォームの設計や、その後のリード育成フローが整理されていないと、 「資料はダウンロードされるが商談につながらない」「誰がフォローすべきか分からない」といった課題が残ります。 本記事では、資料ダウンロードフォームとリード育成フローの設計ポイント を整理します。

この記事の対象読者
・コンサルティングファームのマーケティング・営業企画担当者
・資料DLはあるが、リード管理・スコアリングが曖昧な企業
・自社サイトの資料DLフォームを見直したいWeb担当者

1. 資料DLフォームで取得すべき基本情報

資料DLフォームは、「できるだけ気軽にダウンロードしてもらいたい」一方で、 「営業に引き継ぐための最低限の情報も欲しい」というジレンマがあります。 そのため、次のような項目を基本としつつ、段階ごとに取得情報を分ける考え方が有効です。

特にコンサル案件では、「意思決定にどれくらい近い立場か」 を把握することが重要になるため、 役職や職種(経営企画・事業部長・人事など)はできるだけ取得しておきたい情報です。

2. ダウンロード資料の種類ごとにフォームを出し分ける

すべての資料DLで同じフォームを使うと、「軽い興味」の段階でも入力負荷が高くなり、 離脱が増えるリスクがあります。そこで、次のような出し分けが考えられます。

この考え方は、 問い合わせフォームの必須・任意項目の基準設計 とも共通しており、「資料の価値」と「入力負荷」が釣り合うような設計がポイントになります。

3. ダウンロード後のメールフォローと閲覧ログ連携

資料ダウンロード後の対応としては、次のような施策が考えられます。

メール配信システムとWebアクセス解析を連携し、 「どの資料をDLしたか」「その後どのページを閲覧したか」を見える化すると、 営業側がアプローチの優先順位をつけやすくなります。

4. リードスコアリングと営業への引き渡し基準

すべての資料DLに営業から電話をかけるのは現実的ではありません。 そのため、「どの時点で営業に引き渡すか」 をスコアリングルールとして定める必要があります。

これらの条件を組み合わせてスコアを付け、「スコア◯点以上は営業アラート」というようにルール化しておくと、 マーケティングと営業の連携がとりやすくなります。

5. コンサルファーム向けWebシステム全体の中での位置づけ

資料DLフォームとリード育成フローは、Webサイト全体の中では一部です。 セミナー申込フォーム・問い合わせフォーム・ナーチャリング用メール配信・案件管理などと一体で設計する必要があります。

こうした全体像については、 コンサル向けWebシステム活用アイデア で、事例紹介・資料DL・セミナー運営・案件管理を組み合わせた構成案として整理しています。 インテンスでも、既存のMAツールやSFAとの連携を前提に、 「Webフォームはあくまで入口、その後の流れをどう設計するか」という観点で案件に関わることが増えています。

まとめ

コンサルティングファームの資料DLフォームは、「リードを獲得する入口」であると同時に、 「どの程度の温度感かを見極めるセンサー」でもあります。 資料の種類に応じたフォームの出し分け、取得情報の設計、メール配信・閲覧ログとの連携、 スコアリングと営業への引き渡し基準をセットで考えることで、 資料DLから商談化までの流れをスムーズに設計することができます。

まずは、現在公開している資料の種類とDLフォームを棚卸しし、 「どの資料がどのフェーズのリード獲得に効いているのか」を整理したうえで、 自社の営業スタイルに合ったリード育成フローを構築していくことが重要です。

本記事は、Webシステム開発・スマホ自動変換「movo」・業務システム構築・フォームUX改善・EC支援を提供する 株式会社インテンスが、実際の開発プロジェクトで蓄積した知見をもとにまとめています。 株式会社インテンス(公式サイト)