コンサルティング会社向けWebシステム活用アイデア

経営・人事・ITコンサルティング会社や専門家ネットワーク運営企業様向けに、「セミナー・顧問サービス・スポット案件・レポート納品」などの情報をWeb側で整理し、属人的になりがちな運用を見える化するイメージをまとめました。

コンサルティング会社向け

対象:経営・人事・ITコンサルティング会社/プロフェッショナルファーム/専門家ネットワーク運営

セミナー・講演会・顧問サービス・プロジェクト案件など、多様なメニューを扱う企業向けに、「見込み顧客の育成」と「案件ごとの進捗管理」をWebで支えるためのイメージを整理したページです。

こんな企業様に向いています

次のような状況のコンサルティング会社様を主な対象としています。

  • セミナーやウェビナーは定期開催しているが、参加履歴と案件化状況が担当者ごとの管理表に分散している。
  • 顧問契約・スポット案件・レポート納品などの案件情報が、メールとエクセルに散らばり、最新状況を一覧しづらい。
  • 専門家ネットワークやパートナーを多数抱えているが、「誰がどのテーマに強いか」を社内で共有しきれていない。

よくある課題

1. セミナー・ウェビナー後のフォローが属人的

イベントごとに申込フォームや参加リストの管理方法がバラバラで、「どの会社が何回参加したか」「どのテーマに関心が高いか」を横断的に把握できないケースが多く見られます。

2. 案件・顧問契約のステータスが一覧できない

スポット案件・継続顧問・年間プロジェクトなど、多様な契約形態が混在するなかで、進捗や契約更新タイミングを担当者任せにしてしまい、契約更新の打ち手が後手になることがあります。

3. ナレッジ・成果物の再利用がしづらい

プロジェクトごとのレポートや分析結果は蓄積されているものの、「どの案件でどのアウトプットを作ったか」が検索しづらく、提案書づくりのたびに一から資料を探し直している状態になりがちです。

制作可能なWebシステムの組み合わせ例

既存の企業サイトやマーケティング施策を活かしながら、次のような仕組みを組み合わせることで、「見込み顧客の育成」と「案件運用の見える化」を支援していきます。

代表的なWebシステム例

  • セミナー・ウェビナー・講演会ごとに申込フォームを用意し、参加者情報・所属企業・興味のあるテーマなどをWeb側で蓄積します。
    「どの企業がどのテーマで何回参加しているか」を一覧できるようにすることで、営業フォローの優先順位づけに活用できます。
    申込完了メール・リマインドメール・アフターフォローメールを一定のパターンで自動送信し、担当者の負荷を軽減します。
    後日、同じテーマのセミナーや関連レポートを案内する際にも、過去の参加履歴をもとに、対象者を絞り込めるようにします。

  • 顧問契約・スポット案件・年間プロジェクトなどを、共通のフォーマットで登録し、「提案中/見積中/実行中/完了/更新予定」などのステータスを一元管理します。
    担当コンサルタント・パートナー・利用しているサービスメニューなどを紐づけておくことで、担当者異動時も案件状況をスムーズに引き継げます。
    契約更新日・レポート納品日・定例会議予定などのマイルストーンを登録し、近づいている案件をダッシュボード上でハイライト表示します。
    Excel管理に比べて、複数メンバーで同時に状況を更新しやすい構成を想定します。

  • 案件ごとにクライアント専用のログインページを用意し、レポート・議事録・共有資料・タスク一覧をまとめて確認できるポータルを構築します。
    メール添付で散らばりがちなファイルを、案件単位で時系列に整理し、クライアント側でも過去資料を探しやすくします。
    次回定例会のアジェンダ案や、タスクの進捗状況を簡易的に共有できるようにすることで、会議準備の負荷を下げられます。
    アクセス権限を細かく設定し、同じクライアント内でも部門ごとに見せる範囲を調整することも可能です。

  • 社内コンサルタントや外部パートナーのプロフィールを蓄積し、専門分野・業界経験・対応可能テーマなどで検索できる仕組みを用意します。
    新規案件が持ち上がった際に、「このテーマなら誰に声をかけるべきか」を素早く判断するための社内向けデータベースとして活用できます。
    実績・登壇歴・保有資格なども登録しておくことで、提案書作成時の経歴紹介を効率化できます。
    将来的には、案件履歴と紐づけて、「どの専門家がどの案件で高い評価を得ているか」を見える化することも想定できます。

  • ホワイトペーパー・調査レポート・コラム記事などをカテゴリ別に整理し、キーワード検索できるライブラリを構築します。
    一部は無料ダウンロード、一部は要登録・有料といった公開レベルの設定も可能です。
    ダウンロード時に会社名・役職・関心テーマを入力してもらうことで、新たな見込み顧客リストとして活用できます。
    社内向けには「どの案件で作成したレポートか」「どの業種に再利用できそうか」といったメモを付けておくことで、提案の下地として活かしやすくなります。

活用シーンの具体例

セミナー参加者を中長期でフォローする基盤として

セミナーやウェビナーの参加履歴と関心テーマを蓄積しておくことで、「同じテーマに複数回参加している企業」や「特定の課題に関心が高い企業」を抽出しやすくなり、提案のタイミングを逃しにくくなります。

顧問契約・プロジェクトの更新管理として

顧問契約や年間プロジェクトの更新時期が近づいている案件をダッシュボード上で可視化し、更新前ミーティングや追加提案の仕掛けどきを逃さないようにできます。

社内ナレッジを提案書づくりに再利用する仕組みとして

過去案件で作成したレポートや図表・フレームワークをナレッジライブラリとして整理しておくことで、新規提案書作成の際に「ゼロから考える」時間を減らし、質とスピードの両立を図ることができます。

将来的な拡張オプション(例)

初期段階では、セミナー・案件・ナレッジの整理から始め、次のような拡張も段階的に検討できます。

  • メール配信システムやMAツールと連携し、テーマ別にフォローメールを自動配信する機能
  • 案件ステータスと売上見込みを連携し、簡易的な売上予測グラフを表示する機能
  • クライアント向けプロジェクトポータルに、タスク管理やコメント機能を追加する機能
  • 専門家・パートナーごとの稼働状況やアサイン状況をカレンダー形式で見える化する機能
  • ナレッジライブラリの閲覧・ダウンロード履歴をもとに、人気テーマランキングを表示する機能
  • 契約更新日や定例会議予定を、担当者のカレンダー(Outlook/Googleカレンダーなど)と連携する機能
  • 案件評価アンケートをWebで回収し、専門家・プロジェクト単位でフィードバックを蓄積する機能
  • セミナー申込〜顧問契約〜プロジェクト開始までの一連の流れをタイムラインで表示する機能
  • ログインしたクライアントごとに、関連レポートやセミナー情報を自動レコメンドする機能
  • 社内向けダッシュボードで、部門別・テーマ別の売上構成比や案件数を可視化する機能

導入までの流れ(例)

  1. 現在のセミナー運用・案件管理方法・ナレッジ共有の状況をヒアリングし、エクセル・既存ツールなどの全体像を整理します。

  2. 「どこから整理したいか(セミナー/案件ステータス/プロジェクトポータル/ナレッジなど)」の優先順位と、段階的な導入ステップを一緒に検討します。

  3. 画面構成案・項目案・ステータス区分案をこちらで整理し、運用フローと合わせてご提案します。

  4. ご承認いただいた内容を元に、申込フォーム・管理画面・クライアント向けポータルなどを設計・実装します。

  5. テスト環境で運用テストを行い、項目や文言・権限設定などを微調整したうえで、本番環境へ反映します。

コンサルティング会社向けのWebシステム構成について相談したい方へ

「今使っているエクセルやツールを整理して、もう少し見える化したい」といった段階でも、お気軽にご相談ください。

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