料金改定は、年に1回でも必ず起きます。
そして料金改定は「テーブルの上書き」で済ませると、過去見積が変わる、請求がズレる、説明ができない、という事故になります。
本記事では、料金改定を“運用で揉めない形”に落とし込むために、適用日・見積保持・例外承認・通知・証跡の設計を整理します。
料金テーブルは、値の更新ではなく「いつから有効か(適用日)」を持って管理します。
管理画面での更新運用は 料金テーブル管理 の考え方に揃え、改定前後が並存できる設計にします。
見積は、後から価格が変わると対外説明が破綻します。基本は、見積作成時点の価格(単価・料率・条件)を見積データに保持します。
入力ステップを分ける見積フォーム(UX設計)の場合も、確定ボタンを押した時点で「固定」する設計に寄せると事故が減ります。
料金改定で揉めるのは、改定日を跨ぐ案件です。次の3区分でルール化します。
この「確定」の定義は、競合と確定タイミング(確定設計)と一致させる必要があります。ここがズレると、改定の境界が曖昧になります。
BtoBでは特別単価や据え置きが必ず出ます。ここは口約束にすると事故るので、承認フローに落とします。
承認の設計は 承認フロー の考え方で、理由・期限・適用範囲(この案件だけ/この顧客だけ/この期間だけ)を記録します。
証跡は 監査ログ と整合させ、誰がいつ承認したかが説明できる状態にします。
料金改定は、社内外に通知が必要なことがあります。通知テンプレは 通知テンプレ管理 の考え方で、次を固定すると混乱が減ります。
改定頻度が高く、条件も複雑化しやすいです。見積フォームの条件回収は 物流見積の条件整理 と整合させ、適用日と見積保持をセットで設計すると、改定時の混乱が減ります。
特別単価や据え置きが混ざりやすい領域です。業務像は 卸売・商社向け を前提に、例外承認の履歴を残すと、担当交代時のトラブルが減ります。インテンスでも、この手の“例外の蓄積”は承認ログで守る方が結果的に強いです。
料金改定は、上書きではなく有効期間で管理し、見積は作成時点の価格を保持するのが基本です。
進行中案件の扱い(新規/進行中/契約済)を区分し、例外は承認フローと監査ログで守る。通知は改定日と適用範囲を固定して迷子を作らない。
この設計があるだけで、改定のたびに発生する「いつの料金?」「なぜ変わった?」が大幅に減ります。