対象:総合商社/専門商社/BtoB卸売企業/輸出事業者/海外販売を行うメーカー・生産者・専門店/日本産品・食品・酒類・工芸品・生体等を扱う事業者
商品情報は商品マスタ、在庫は販売管理、国内受注はBtoB EC、海外商談や輸出書類はメール・Excel・貿易管理というように、用途ごとに保管先が分かれている企業もあります。営業担当者や取引先からの照会、輸出案件の準備では、複数の資料を見比べる作業が発生します。
Webシステムを検討する場合は、すべてを作り直さず、誰が、どの情報を、どの時点の内容として参照するかを先に決めます。既存の販売・在庫・EC・貿易管理を残し、商品検索、得意先マイページ、海外商談、品目固有の台帳、輸出書類の確認など、必要な部分だけを追加できます。
卸売・商社・輸出の業務では、取扱商品、販売方法、得意先、輸出先、取引条件、必要書類によって、Web上で扱いたい情報が変わります。
このページでは、商品検索、在庫・納期照会、得意先別価格、案件受付、仕入先との資料共有に加え、海外問い合わせ、多言語・多通貨、輸出案件、梱包・輸送、書類準備などの構成例をご紹介します。既存の販売管理・在庫管理・BtoB EC・貿易管理を残し、不足する機能だけを組み合わせる方法も対象です。
卸売・商社・輸出向けのご相談では、例えば次のような内容が検討対象になります。
型番だけでなく、用途、寸法、容量、材質、規格などから探す場合は、検索に使う項目を商品マスタに持たせる必要があります。代替品・後継品についても、メーカー資料、社内で確認した対応関係、注意事項など、何を根拠として表示するかを決めておきます。
在庫数、引当可能数、入荷予定、標準価格、得意先別価格では、それぞれ参照するシステムや更新頻度が異なることがあります。リアルタイム連携が必要か、定時更新でよいか、画面に最終更新時刻を表示するかなど、回答に使える情報の範囲を確認します。
掛率、特別単価、与信、案件ごとの条件などは、社内でも閲覧者を限定する場合があります。得意先本人に表示する項目、営業担当者だけが参照する項目、承認後に反映する項目を分け、変更者と変更日時を記録するかどうかも検討します。
価格改定、新商品、販売終了、キャンペーンなどの資料には、発行日、適用開始日、対象商品、版番号などの情報が必要です。メールや共有フォルダを引き続き使う場合も、Web上に掲載する資料の選定者と更新担当を決め、現行版と過去版を区別します。
Web側を検索・照会・受付の画面として使い、受注確定、在庫引当、請求は既存システムで行う構成も考えられます。二重登録を避けるため、どの時点で既存システムへ登録するか、連携できない項目を誰が入力するか、更新に失敗した場合にどう確認するかを決めます。
輸出先や品目によって、必要な許可、証明、表示、梱包、輸送条件は異なり、変更される場合があります。確認した公的情報や取引先資料の出典、適用日、確認者を記録し、システムの表示だけで輸出可否を自動確定しない構成にします。正式な判断や申請は、事業者の責任者、通関・物流事業者、所管機関等の手続きとして残します。
現在の企業サイト、BtoB EC、販売管理・在庫管理システムを確認したうえで、必要な機能を次のような画面に分けて構成します。
取扱商品を、分野、メーカー、型番、用途、容量、サイズ、定格、材質など、実際の問い合わせで使う条件から検索できる画面です。
在庫や納期を表示する場合は、データ元、更新間隔、表示対象の倉庫、「在庫あり」「取り寄せ」「販売終了」などの判定方法を確認します。情報がリアルタイムではない場合は、最終更新時刻や要確認の表示も必要です。
代替品・後継品は、対応関係と選定時の注意事項を登録し、元の商品から参照できる形にします。
得意先ごとにアカウントを発行し、見積履歴、注文履歴、出荷状況、納品書PDFなど、取引先本人に公開する情報を表示します。
掛率や特別単価を掲載する場合は、価格の取得元、適用期間、得意先内の閲覧者、営業担当者の確認手順を含めて設計します。担当者ごとに見せる範囲が異なる場合は、アカウント単位の権限設定も必要です。
過去の注文から再注文する機能を追加する際は、現在の価格、在庫、販売可否を再確認してから受け付ける流れを検討します。
Webフォームからの依頼に加え、電話、FAX、メールで受けた内容を社内担当者が登録し、受付番号を付けて一覧で確認するための画面です。
得意先、受付日時、商品、数量、希望納期、受付経路、担当者、対応状況など、検索や引き継ぎに必要な項目を選びます。見積中、メーカー確認中、受注確定などの状態は、実際の業務に合わせて定義します。
販売管理システムへ登録する時点と担当者を明確にし、Web側には受付から引き継ぎまでを残すなど、同じ情報を重複して管理しない構成を検討します。
メーカーや仕入先との間で共有する、商品資料、価格改定、キャンペーン、販売実績などを掲載するログイン制の画面です。
資料名だけでなく、対象商品、発行元、版番号、適用開始日、公開終了日を登録し、現在参照する資料を区別できるようにします。必要に応じて、掲載対象の仕入先や社内担当者を分け、閲覧・ダウンロード履歴も記録します。
売上実績や販売見込みを扱う場合は、公開範囲、集計単位、確定値と速報値の区別など、共有するデータの条件を個別に決めます。
開催日時、会場、対象者、定員、申込期限を掲載し、得意先や社内担当者からの参加申込を受け付けます。
申込時に業種、関心のある商品分野、参加方法などを選択してもらい、受付完了、開催前の案内、変更・中止連絡に使用できます。参加者情報を営業活動に利用する場合は、利用目的と閲覧できる担当者も確認します。
開催後は、参加者に限定して資料や動画を案内するなど、公開期間と対象者を指定した配布ページを設けることもできます。
得意先から受ける質問、メーカーの回答、商品選定時の注意点、見積前の確認事項などを、社内で検索するための画面です。
商品カテゴリ、メーカー、用途、対象製品などの分類を付け、回答の出典、登録者、確認日も記録します。仕様や取扱条件が変わる内容については、見直し期限や公開停止の扱いを決めておきます。
商品詳細や案件受付画面から関連するFAQを開けるようにすれば、問い合わせ内容を確認しながら過去の回答を参照できます。
海外顧客、輸出先、言語・通貨、貿易条件、商品・個体、梱包、輸送、必要書類、確認待ちを案件単位で関連付ける画面です。
一般的なインボイスやパッキングリストに加え、品目固有の証明・検査・ロット・保管場所など、現在の販売管理や貿易管理に不足する項目だけを追加できます。
国・地域別の条件は、確認した情報源、適用日、確認者を残し、正式な輸出可否や申請結果は人・所管機関等が判断する構成にします。
営業担当者がタブレットから用途、寸法、容量などを指定し、候補商品、在庫表示、関連資料を確認します。代替品を表示する場合も、注意事項やメーカーへの確認要否を同じ画面に掲載し、その場で回答できる内容と持ち帰って確認する内容を区別します。
内勤担当者が依頼内容を受付画面へ登録し、見積担当、メーカー確認、回答期限などを設定します。担当者が変わった場合も、受付内容、確認中の項目、これまでの連絡を案件単位で参照できます。
得意先がログインし、自社に公開された見積書、注文履歴、出荷状況、納品書、商品資料を確認します。公開対象や保存期間をあらかじめ決め、価格変更後の見積書や再注文できない商品には、その状態が分かる表示を設けます。
メーカー・仕入先向けポータルに、価格表、対象商品、適用開始日、旧版の扱いを掲載します。更新通知を送る場合は、通知先と配信条件を設定し、必要に応じて未確認者やダウンロード状況を確認できるようにします。
通常商品の注文は既存EC、個別見積や仕様確認を伴う依頼は専用フォームというように、取引内容によって入口を分ける方法があります。
電話やFAXを継続する得意先については、社内担当者が同じ受付画面へ登録し、Web経由の依頼とあわせて対応状況を確認します。
各拠点の見積・案件について、商材、得意先、担当者、予定金額、回答期限、進行状況などを共通項目で登録します。
本部では、拠点別・商品別の件数や期限を確認し、メーカー同行や商品説明が必要な案件を選ぶ際の資料として利用できます。
海外顧客、輸出先、対象商品、価格・輸送条件、必要書類、梱包、便の予定を一つの案件へ関連付けます。品目固有の証明や検査は別の状態で管理し、誰が何を確認しているかを一覧化します。
錦鯉の個体・池・検査、盆栽の樹種・圃場・植物検疫資料、真珠の現品・検品・鑑別書等のように、品目によって必要な項目は異なります。共通の顧客・案件・書類機能を使いながら、品目固有の台帳だけを分けて構成できます。
業務用コーヒーマシンや焙煎機を扱う販売店・輸入代理店では、販売後にも機器の特定、保証の確認、修理の取次ぎ、部品の適合・納期照会、訪問調整などが発生します。機器1台ごとの履歴と修理案件を関連付け、受付・技術者・部品担当で待ち理由を共有する構成にできます。
海外販売では、顧客との商談だけでなく、品目固有の識別情報、所有・保管場所、証明・検査、梱包、航空便・船便、輸出書類の確認が必要になる場合があります。一般的な貿易管理を残し、品目特有の情報と確認待ちだけをWebで補う構成も検討できます。
錦鯉輸出の個体台帳・検査・梱包・衛生証明書準備を管理する8つの画面例を見る
盆栽・植木輸出の個体台帳・生産園地・防除記録・植物検疫準備を管理する8つの画面例を見る
抹茶・日本茶輸出の原料ロット・残留農薬確認・規格書・輸出書類を管理する8つの画面例を見る
真珠・パール輸出の現品台帳・検品・鑑別書・出荷を管理する8つの画面例を見る
商品、在庫、価格、取引履歴、輸出先・品目別条件などのデータ元と更新方法が確認できた後は、利用状況に応じて次のような機能を追加できます。
既存の得意先を対象としたログイン制のオンライン受発注サイトについては、「卸売・商社向け 取引先専用BtoB受発注Webシステム活用イメージ」のページで、商品・価格・注文履歴などの構成例をご紹介しています。
現在のWebサイト、商品情報、在庫・価格・取引履歴、輸出案件・書類の管理方法を伺い、参照するシステムと更新担当者を確認します。
営業担当者、得意先、メーカー・仕入先、海外顧客、輸出・物流担当などの利用者ごとに、閲覧・登録する情報と必要な権限を確認します。
商品検索、マイページ、案件受付、輸出案件、品目台帳、書類確認など、対象とする画面を選び、表示項目と画面イメージをご提案します。
決定した内容をもとに実装し、テスト環境で画面表示、権限、データ更新、既存システムとの連携を確認します。
運用担当者による確認後、本番環境へ反映します。公開後は利用状況を確認し、必要な項目や検索条件の変更を検討します。
業務や利用場面ごとに、Webシステムの画面イメージと情報の流れをご紹介しています。
申込者管理などのシステムとは別に、既存サイトと同じデザインで、セミナー専用の一覧・詳細と更新CMSを追加する方法もあります。
受付、予約、顧客・案件管理、申請・承認など、必要な業務や機能に近いWebシステムの開発例をご紹介します。
商品情報、在庫、得意先別価格、海外商談、品目台帳、輸出書類など、現在の管理方法が分かる範囲からご相談いただけます。
既存システムで継続する部分と、Web側に追加する部分を確認し、必要な機能だけをご提案します。