宿題メニューとフォーム動画の整理術|リンクを埋もれさせない渡し方

ピラティス・ヨガ・スクール運営では、セッション後に「復習のやり方」を渡す場面が多いです。
ところが、動画リンクや注意点がバラバラだと、会員側は “どれを見ればいいか” が分からなくなります。
結果として、次回また同じ説明が増え、指導が前に進みにくくなります。

関連が深い設計テーマ
・通知の出し方:通知・リマインド設計の実務
・通知文面の管理:通知テンプレート管理の設計
・ファイル/動画の扱い:ファイルアップロード設計ガイド
・途中保存と再開:入力途中保存と再開リンク

1. 宿題は「リンク集」にしない(“1セット”で見せる)

リンクを並べるだけだと、会員側は毎回迷います。
宿題は、次の3点がワンセットで見える形が強いです。

“見る動画が多い” は、それだけで離脱要因になります
まずは「この1本を見れば迷わない」を作る方が、実施率は上がりやすいです。

2. 動画は「外部リンク」でも運用できるが、置き方を統一する

動画の実体をシステムにアップロードせず、外部サービス(YouTube限定公開など)のURL運用でも問題はありません。
ただし、置き方がバラけると探せなくなります。最低限、次のルールは揃える方が楽です。

ファイル/リンクの扱い方針を詰めるときは ファイルアップロード設計 の論点(容量・期限・権限)が参考になります。

3. 宿題の“期限”と“次回の話題”をつなぐ

宿題が続かない理由の多くは「いつまでに、何のために」が曖昧だからです。
次回のセッションに繋がる形で、宿題カードに次の2つを入れると回りやすいです。

※確認ポイントを固定しておくと、会員側も「どこを意識してやればいいか」が明確になります。

4. “やったかどうか” の確認は軽くする(チェックで十分)

宿題実施の報告を細かく書かせると、入力が重くなります。
まずは次の2段階くらいが現実的です。

入力が途切れる前提で作る
会員の入力は移動中や隙間時間になりがちです。途中保存や再開導線があると戻ってきやすくなります。
設計の考え方は 入力途中保存と再開リンク が参考になります。

5. リマインドは「頻度」より「タイミング」を揃える

通知は打てば良いものではなく、しつこいと逆効果になりやすいです。
スタジオ運営で実装しやすいのは、次の2つです。

通知の考え方は 通知・リマインド設計、文面を増やす場合は 通知テンプレ管理 に寄せると破綻しにくいです。

まとめ

宿題や動画が埋もれるのは、会員側の意識より “見せ方の単位” が原因になりがちです。
宿題は「やること・注意点・動画」を1セットで見せ、入口を固定し、実施確認はチェック程度に軽くする。
通知は頻度を増やすより、翌日と次回前日など “決まったタイミング” に絞る方が続きやすくなります。

本記事は、Webシステム開発・スマホ自動変換「movo」・業務システム構築・フォームUX改善・EC支援を提供する 株式会社インテンスが、実際の開発プロジェクトで蓄積した知見をもとにまとめています。 株式会社インテンス(公式サイト)