お問い合わせ完了ページ(サンキューページ)の作り方|CV向上と次アクション設計

問い合わせフォームや資料請求フォームの「送信完了ページ(サンキューページ)」は、単なるお礼表示ではなく、次のアクションを設計できる重要なポイントです。本記事では、メッセージ内容・レイアウト・導線・計測の観点から、汎用的に使える設計指針を整理します。

この記事の対象読者
・フォームはあるが、完了ページを「デフォルトのまま」にしている担当者
・資料請求やイベント申込のあとに、次の行動を促したい広報・営業担当
・業種別ページとは別に、サンキューページ設計の共通方針をまとめておきたい方

1. サンキューページの役割を整理する

サンキューページには、一般的に次の役割があります。

「受け付けました」の一文だけで終わらせるのではなく、どの役割にどれだけ比重を置くかをあらかじめ決めておくと設計しやすくなります。

2. メッセージ内容の基本構成

1. 受け付け完了の明示

まずは、ユーザーが不安にならないように、次のような内容を明確に記載します。

2. 返信までの目安を具体的に書く

「通常◯営業日以内にご返信いたします」「◯時までのお問い合わせには当日中にご連絡します」など、具体的な対応目安を示すことで、不要な再問い合わせを減らせます。

3. 緊急連絡先の案内(必要な場合)

医療・葬祭・インフラ・BtoB障害連絡など、緊急度が高い問い合わせが含まれる場合は、「お急ぎの方はこちらへお電話ください」といった文言と電話番号を掲載しておくと安心感が高まります。

3. 次アクション導線の設計

1. 「今すぐできること」を1〜2個だけ提示

リンクを並べすぎると、かえって何もクリックされない状態になりがちです。優先度の高い導線を1〜2個に絞るほうが効果が出やすくなります。

2. 同一ドメイン内の回遊を意識する

外部サイトへの誘導よりも、まずは自社ドメイン内で回遊してもらうほうが、ドメイン全体の評価にも寄与しやすくなります。

4. デザインとレイアウトのポイント

1. フォーム本体とのトーンを合わせる

フォーム画面とサンキューページのトーンが極端に違うと、「別サイトに飛ばされた」と感じることがあります。ヘッドライン・ボタン色・余白感など、最低限の統一感は持たせておきます。

2. スマホ表示での見やすさ

スマホでは長文の説明が読まれにくくなるため、

5. 計測とABテストの観点

1. サンキューページ到達=コンバージョン

多くのケースで、サンキューページはコンバージョン計測の基準URLになります。GAなどの計測設定では、URL単位での管理がしやすい構成にしておくと便利です。

2. 導線配置のABテスト

次のような違いでABテストを行うと、サンキューページからの回遊率を改善できます。

まとめ

お問い合わせ完了ページ(サンキューページ)は、フォーム改善の中で見落とされがちな領域ですが、「安心感の提供」「次アクションの提示」「計測ポイント」という3つの役割を意識することで、サイト全体の成果に大きく貢献します。業種別の個別ページとは別に、汎用的な設計指針として整理しておくことで、今後のフォーム・LP改善にも横展開しやすくなります。

本記事は、Webシステム開発・スマホ自動変換「movo」・業務システム構築・フォームUX改善・EC支援を提供する 株式会社インテンスが、実際の開発プロジェクトで蓄積した知見をもとにまとめています。 株式会社インテンス(公式サイト)