マスタ運用と名寄せ設計|コード体系・更新ルール・重複マージでデータを崩さない

業務システムは、機能より先に「データが崩れる」と止まります。とくにマスタ(顧客、商品、拠点、タグ、カテゴリ)周りは、運用を決めずに走り出すと、表記ゆれ・二重登録・更新漏れが増えます。 本記事では、マスタ運用の設計と、重複データを事故らせない考え方を整理します。

この記事でわかること
・マスタ更新を「誰が・いつ・どう直すか」の決め方
・コード体系(ID/タグ/カテゴリ)の崩れを防ぐルール
・二重登録の原因と、マージ(統合)の安全な手順
・現場が回る最小構成(やりすぎない運用)

マスタ運用が崩れる典型パターン

マスタ更新の運用設計(まず決めること)

1. 更新窓口を決める

2. 更新の理由を残す

3. 更新頻度を決める

コード体系(ID/カテゴリ/タグ)の作り方

コードは「人間が読める」ことより、「揺れない」ことが重要です。運用で増える前提でルールを作ります。

重複データの対策:作らない/見つける/統合する

作らない(入口対策)

見つける(検知)

統合する(マージ)

統合は怖いので、手順を固定します。現実的には次の3ステップが安全です。

最小構成で始めるなら

まとめ

マスタ運用は、凝った機能より「決め事」で安定します。更新窓口、コード体系、重複の扱いを先に固めると、システム全体の手戻りが減ります。

本記事は、Webシステム開発・スマホ自動変換「movo」・業務システム構築・フォームUX改善・EC支援を提供する 株式会社インテンスが、実際の開発プロジェクトで蓄積した知見をもとにまとめています。 株式会社インテンス(公式サイト)