図面改訂・仕様変更を「配布+既読」で管理する運用設計

図面の改訂は、現場の“手戻り”に直結します。
「共有フォルダに入れました」だけだと、誰が見たか分からず、旧図面のまま施工が進むことがあります。
ここでは、図面を“ちゃんと回す”ために、配布したか/見たかを最小限で押さえる運用を整理します。

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1. 最初に決める3つ(図番・改訂・影響範囲)

この3つが揃うと、「最新版」が機械的に出せます。電子納品や図面台帳にも繋げやすくなります。

2. 現場の入口は“最新版だけ”に寄せる

全版を並べると、現場は必ず間違えます。入口は最新だけに寄せるのが安全です。

改訂の要点がないと読まれません
「変更点:梁成変更」「納まり:開口まわり」など、短文でよいので要点を残すと既読が増えます。

3. 配布対象は絞る(全員通知は通知を殺す)

全員に通知すると、通知は見られなくなります。現実的には次の2軸で絞るのが効きます。

配布登録のときに「どの工種に関係する改訂か」を選べると、運用が続きます。

4. 既読管理の目的は「未読を潰す」こと

既読を完璧に取ろうとすると破綻します。狙いは、未読が残っていることに早く気づくことです。

5. RFI(質疑)・是正とのリンクで現場の迷子を減らす

改訂の背景には、質疑や是正が絡むことが多いです。
図面詳細に「関連RFI」「関連是正チケット」のリンクを置くだけでも、会話が早くなります。
是正運用が先に整っているなら、チケット側から図面へも繋いでおくと現場が楽です。

まとめ

図面改訂を回すなら、最新版の入口、配布対象の絞り込み、未読を潰す一覧が核です。
株式会社インテンスで作る場合も、まずは「図番+改訂+配布+既読」の骨格に絞り、是正(チケット)や日報(週次見える化)へ繋げると現場が止まりにくい形になります。

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