現場日報と出来高を週次で一覧できるようにするための記録単位の決め方

日報は「入力させる」だけなら簡単です。難しいのは、集計して使われる形にすること。
細かすぎると入力が止まり、粗すぎると現場の話ができません。ここでは週次で見える化する前提で、粒度の決め方を整理します。

関連ページ
・複数現場の兆候拾い:複数現場ダッシュボード
・是正の滞留を減らす:写真・是正のチケット化
・図面未読が手戻りになる:図面配布+既読

1. 「日報」を混ぜない(職長/監督/協力会社で見るものが違う)

全部を1フォームにすると、誰も入力しなくなります。入力者ごとに必要最小限に分けた方が長持ちします。

2. 出来高の粒度は“検収・請求単位”に寄せる

出来高を日々の作文にすると集計が死にます。最初に「単位」を決めるのが近道です。

数量を“毎日”入れない判断もあり
日報は段取り中心、出来高は週次でまとめ入力、という分け方の方が現場に合うケースが多いです。

3. 週次で見せるなら「進んだ・止まった・危ない」の3箱

「危ない」は、複数現場ダッシュボードと同じで、“全部見る”より“先に拾う”が効きます。

4. 監督日報の最低限項目(作文にしない)

是正件数は、チケット化しているとブレません(是正チケット)。

まとめ

日報と出来高は、粒度が合わないと必ず止まります。日報の種類を分け、出来高は単位を先に決め、週次は3箱で会話できる形にする。
株式会社インテンスで作る場合も、入力が続く粒度に絞って固め、図面既読(配布+既読)や是正(チケット)と繋げると「見える化」がちゃんと役に立つ形になります。

本記事は、Webシステム開発・スマホ自動変換「movo」・業務システム構築・フォームUX改善・EC支援を提供する 株式会社インテンスが、実際の開発プロジェクトで蓄積した知見をもとにまとめています。 株式会社インテンス(公式サイト)