複数現場を管理していると、現場の詳細を全部追うのは無理です。
それでも回っている組織は、危ない兆候を早く拾って、先に手を打つことに集中しています。
ダッシュボードも同じで、最初から全部見せない方が使われます。
兆候を定義しないと「全部出す」になって失敗します。建設現場なら、まずこの辺が現実的です。
最初の画面は赤(危険)だけで良いです。緑は見せなくても現場は回ります。
現場名を押すと現場詳細へ、兆候カテゴリを押すと該当一覧へ。
この「掘れる導線」があると、会議が短く終わります。
出来高や工程率を精密に入れるのは大変です。そこに寄せすぎると入力が止まります。
最初は、自動で拾える情報で兆候を作った方が強いです。
兆候だけ出しても、打ち手が決まらないと意味がありません。兆候別に「次にやること」を決めておくと現場が動きます。
複数現場の管理は、全部を見せるほど遅くなります。危ない兆候を定義し、赤だけを先に出し、掘れる導線と打ち手テンプレまでセットにする。
インテンスで作るなら、安全書類(入場管理)、是正(チケット)、図面未読(既読)の3つを兆候の核にすると、入力負担を増やさず効果が出やすいです。