バース予約と入場受付を分けると何が楽になるか

「予約した便が来ない」「予約していない便が来る」「受付が混んで庫内が止まる」——よくある話です。
この混乱の根は、予約(計画)と受付(実績)を同じ箱で扱っていることにあります。
分けてしまうと、意外なほど現場が楽になります。

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1. 予約と受付の役割を言葉で固定する

予約に「来た・来ない」を背負わせると、予約データが汚れて崩れます。受付は受付で、到着後の状態だけを正にします。

2. 分けると何が楽になるか(現場側のメリット)

荷待ちの計測は、予約と受付が分かれている方が正確に出ます(区切り)。

3. 予約(計画)側の最低限項目

4. 受付(実績)側の最低限項目

「予約なし」で来る便を“例外”にしない
現場では必ず起きます。例外扱いにすると、データが残らず改善できません。受付で「予約なし」理由を選べるようにして、改善に回します。

5. 予約と受付を繋ぐ“ひも付け”の考え方

予約便が来たら、自動で紐づくのが理想ですが、100%は無理です。現実的には次の順で照合します。

ここで効いてくるのが、配車変更の履歴です(履歴)。変更が残っていると照合が速いです。

まとめ

バース予約と入場受付を分けると、現場の役割が整理され、変更に強くなります。
株式会社インテンスで設計するなら、予約(計画)と受付(実績)の箱を分け、荷待ちの区切り(記録)とセットで回すと、改善が回り始めます。

本記事は、Webシステム開発・スマホ自動変換「movo」・業務システム構築・フォームUX改善・EC支援を提供する 株式会社インテンスが、実際の開発プロジェクトで蓄積した知見をもとにまとめています。 株式会社インテンス(公式サイト)