配車は、現場が動いている限り必ず揺れます。問題は「変更すること」ではなく、変更が上書きされて、後から説明できなくなることです。
配車担当・倉庫・荷主・ドライバーの間で情報がすれ違うと、荷待ちや再配が増え、最後は請求で揉めます。
配車の履歴は、全員に同じものを見せる必要はありません。まずは視点を分けると設計が楽です。
権限の切り方は、問い合わせ管理の権限・ログの考え方に近いです(権限・ログ設計)。
上書きが起きるのは、1つのレコードに全部を詰め込むからです。最低限、2層に分けます。
現場が見るのは基本「現在値」。管理側は「履歴」まで掘れる。これで入力負担を増やさずに追跡できます。
履歴で重要なのは“差分”です。履歴の1行で、何が変わったかが分からないと意味がありません。
理由を自由記述だけにすると、改善に繋がりません。まずは選択式で“分類”を作ります。
この理由は、荷待ちの区切り記録や、付帯料金の例外とも相性が良いです。
配車変更が多い現場ほど、「現在値」と「履歴」を分け、差分と理由の型を残すだけで揉め事が減ります。
株式会社インテンスで作るなら、現場入力を増やしすぎず、履歴を“後追いできる”形にして、荷待ち改善(区切り)や請求連携(例外)まで繋げるのが王道です。