問い合わせフォームの目的分類テンプレート
問い合わせフォームの「目的」や「種別」をどう分類するかは、社内フローとレポートの両方に大きく影響します。
フォームそのものは数項目のプルダウンでも、設計を誤ると、「ほとんどが『その他』に集約されて分析できない」状態になりがちです。
このページでは、BtoB サイトを中心に、問い合わせフォームの目的分類に使えるテンプレートを紹介しつつ、
士業事務所・コンサルティングファーム・不動産・卸売などのケースも踏まえて解説します。
この記事で扱う分類軸
・新規見込み顧客からの相談
・既存顧客からの問い合わせ・追加相談
・パートナー/代理店候補からの相談
・採用/取材・メディア/その他
1. ベースとなる「目的分類」のたたき台
まずは、どの業種でも使い回しやすい基本テンプレートからです。
- サービス内容について詳しく知りたい
- 料金・見積について相談したい
- デモ・打ち合わせを希望したい
- ご利用中サービスに関するお問い合わせ
- パートナー・協業に関するお問い合わせ
- 採用・エントリーに関するお問い合わせ
- 取材・メディア掲載に関するお問い合わせ
- その他のお問い合わせ
このレベルまで整理しておけば、あとは業種ごとの粒度に合わせて微調整するだけで、問い合わせログの集計にも耐えられる構造になります。
2. 士業・コンサルティング業向けの分類
士業事務所やコンサルティングファームでは、「相談したいテーマ」を軸に分類するのが有効です。
2-1. 士業事務所向け例
- 労務・就業規則に関するご相談
- 契約書・規約の作成・チェック
- 知的財産・商標・著作権に関するご相談
- 顧問契約・継続的なサポートについて
- セミナー・研修のご依頼
こうした分類は、士業事務所向けシステム開発例 とも相性がよく、
相談内容ごとのステータス管理や担当者アサインにつなげやすくなります。
2-2. コンサルティングファーム向け例
- 経営・事業戦略に関するご相談
- マーケティング・営業強化に関するご相談
- 業務プロセス・DX推進に関するご相談
- 講演・登壇・寄稿のご依頼
- パートナー・アライアンスのご相談
コンサル向けシステム開発例 では、
こうした目的分類と案件管理フローをセットで設計する前提で、問い合わせフォームを組み込むケースが多くなります。
3. 不動産・卸売・BtoB 製造向けの分類
不動産・卸売・製造など、具体的な「物」を扱う業種では、物件・商品・案件の有無で分類を分けると整理しやすくなります。
- 物件・商品についての資料請求
- 在庫・価格・納期に関するお問い合わせ
- 代替品・後継品の提案依頼
- 新規取引・口座開設に関するご相談
- 既存取引に関するご相談
卸売・商社(BtoB企業)向け や
不動産向けシステム開発例 では、
こうした目的分類を起点に、案件管理・見積作成・在庫照会への導線をまとめて設計することが多くなります。
4. 目的分類を設計する際のチェックポイント
- ユーザーが「自分の用件」をすぐに見つけられるラベルになっているか
- 社内の担当部署・フローと 1 対 1 または 1 対少数で対応づけできるか
- 集計・レポートで見たい粒度になっているか(細かすぎないか)
- 「その他」を減らす努力をしているか(本当に必要な場合だけにする)
こうした観点を押さえながら、フォームの目的分類をテンプレート化しておくと、
新しい LP や業種別フォームを追加する際にも、同じルールで増やしていけるようになります。
本記事は、Webシステム開発・スマホ自動変換「movo」・業務システム構築・フォームUX改善・EC支援を提供する
株式会社インテンスが、実際の開発プロジェクトで蓄積した知見をもとにまとめています。
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