士業(法律事務所、司法書士、行政書士、社労士など)の初回相談は、一般的な問い合わせフォームの延長で作ると運用が詰まります。 理由は明確で、最初に必要なのが「丁寧なヒアリング」ではなく、利益相反(コンフリクト)チェックと受任範囲の判定だからです。 ここでは、依頼者の心理的抵抗を増やしすぎずに、受任可否を早く判断できる項目設計を整理します。
利益相反チェックは、相手方の特定ができないと始まりません。 ただし、最初から実名・詳細を入力させると抵抗が強いため、段階設計が現実的です。
エラー表示や入力促進の文言が強いと離脱します。 エラーメッセージ設計の実務ガイド の「理由+次の行動」を短く出す作法で、“伏せ字OK”の安心感を併記すると反応が改善しやすいです。
士業の相談カテゴリを専門分野の言葉で並べると、一般ユーザーは迷います。 実務では、処理フロー(何をしてほしいか)で切る方が、一次判定が速くなります。
プルダウン設計の切り方は、 問い合わせ種別プルダウンの設計パターン の「部署・目的・緊急度」を、士業の一次判定(受任可否)に合わせて置き換えるとブレません。
事案の詳細を長文で書かせると、読む側が詰みます。 また、機微情報をフォームで過剰に集めると、保管・アクセス権の設計が重くなります。 最初は「要約(400〜800字程度)」+「資料添付は任意」に寄せる方が現実的です。
送信後に不足情報を追加で回収する場合は、 追加情報取得オートメーション のように、一次判定後に“必要な人だけ”追加入力へ誘導すると、全体の負担が下がります。
士業の初回相談は、受付担当と専門職のボールの持ち方が違います。 まずはステータスを最小限で、次のように分けると放置が減ります。
ステータスを増やしすぎない考え方は、 ステータス管理の運用ルール の「トリガーを明確にする」が効きます。
士業全体の運用イメージ(問い合わせ→面談→受任→進行管理)を俯瞰するなら、 士業事務所向けシステム開発例 を入口に、必要機能を切り出すと設計が早いです。
士業の初回相談フォームは、詳細ヒアリングより先に「当事者特定(利益相反)」と「受任可否判定」に必要な情報を揃える設計が要点です。 伏せ字OKなど心理的抵抗を下げつつ、ステータスで受付→確認→判断を分けると、放置と二度手間が減ります。