リフォーム業の現地調査依頼フォームと写真アップロード設計

リフォーム業では、現地調査(下見)の段階でどれだけ情報を集められるかが、 見積の精度や現場対応のスムーズさを左右します。 電話やメールだけで受付していると、「どこの部位か伝わりにくい」「寸法や劣化状況が分からない」といった齟齬が起きがちです。 本記事では、現地調査依頼フォームと写真アップロード機能を組み合わせた設計 のポイントを整理します。

この記事の対象読者
・住宅リフォーム・内装工事・外壁塗装などを扱う工務店・リフォーム会社
・問い合わせ〜現地調査の段取りに手間がかかっている営業・現場管理者
・スマホからの写真添付を前提にしたフォームを検討しているWeb担当者

1. 現地調査依頼フォームで必ず押さえたい項目

まずは、現地調査に行く前に最低限押さえておきたい情報を整理します。

これらは、問い合わせフォームの目的分類テンプレートBtoBフォームの入力項目チューニング手法 と同様の考え方で、 「営業が聞き直している定番の質問」を洗い出してフォームに落とし込むイメージです。

2. スマホ前提の写真アップロード設計

リフォームでは、現場写真があるかどうかで事前検討の精度が大きく変わります。 ただし、写真アップロードを強制すると離脱が増えるため、次のような設計が現実的です。

写真アップロード部分のUXは、 スマホ入力最適化のUIパターン一覧 で整理している考え方とも共通しており、「小さなボタンを避ける」「ステップ分割も検討する」といった配慮が重要です。

3. 調査枠の管理と担当者アサイン

現地調査依頼フォームは、内部では「調査枠の予約システム」として動くことになります。

時間枠の考え方は、 予約カレンダーの空き状況表示パターン集時間枠設計の実務ガイド(業種別サンプル) でも扱っているように、「現場移動時間」も含めた1コマの長さをどう設計するかがポイントになります。

4. 見積作成フローとのつなぎ方

現地調査依頼フォームに入力された情報は、そのまま見積作成の土台になります。 理想は、次のような情報の流れです。

リフォーム業全体のWebシステム活用例については、 リフォーム業向けWebシステム活用アイデア で、「現地調査依頼」「見積シミュレーター」「施工事例検索」などを組み合わせた構成例として整理しています。

5. 電話・LINE・ポータル経由の依頼との一元管理

現場では、Webフォーム以外にも、電話・LINE・ポータルサイトなど複数の入口があります。 現地調査依頼フォームは、それらを一元管理するハブにもなり得ます。

ステータスや担当者の運用は、 ステータス・優先度・期限の運用ルールを決める手順ステータス管理の運用ルールと失敗しにくい設計 で紹介している汎用パターンをベースに、リフォーム業向けに調整していくとスムーズです。

まとめ

リフォーム業の現地調査依頼フォームは、単なる「お問い合わせ」の一種ではなく、 現場訪問と見積作成の入口となる重要な仕組みです。 物件情報・希望箇所・写真アップロード・希望日程といった情報を、 現場の動き方に合わせて整理しておくことで、調査〜見積〜成約までの流れをスムーズにできます。

まずは、現場の担当者が「毎回聞き直している内容」と「現場で撮り直している写真」を棚卸しし、 それらをフォームとワークフローの両方に反映させる形で、自社に合った現地調査依頼フォームの構成を検討してみてください。

本記事は、Webシステム開発・スマホ自動変換「movo」・業務システム構築・フォームUX改善・EC支援を提供する 株式会社インテンスが、実際の開発プロジェクトで蓄積した知見をもとにまとめています。 株式会社インテンス(公式サイト)