検索は「使われているか」より、「見つかっているか」が重要です。
検索が多いのに成果が出ない場合、原因はだいたいログに出ています。
0件検索、フィルタの迷走、検索結果での離脱…。
この記事では、検索ログから“探しにくさ”を特定して改善する手順を、実務の順序で整理します。
ログが“キーワードだけ”だと改善に繋がりません。
最低限、次を取ると分析が一気に進みます。
0件検索は、全部同じではありません。原因を分けます。
型番・品番なら 入力補助・サジェスト とセットで改善できます。
FAQなら キーワード設計 がそのまま効きます。
カテゴリ設計は カテゴリ構造、分類は 分類最適化 が土台になります。
0件ばかり注目されますが、「多すぎる」も同じくらい問題です。
多すぎる場合は、次のどれかが不足しています。
“多すぎる”の改善は、検索の使い勝手を一段上げる打ち手になりやすいです。
ログが溜まると、改善候補が増えすぎます。優先順位の軸を固定します。
改善した後は、再度ログで効果を見るところまでがセットです(“やりっぱなし”を防げます)。
型式・ロット・図番などの揺れが発生しやすいです。
業務像は 製造業向け を前提に、
技術問い合わせ(取りこぼし防止)と検索ログを繋ぐと、「どの情報がマスタに足りないか」が見えます。
サイズ表記、作業名の同義語が多いです。
業務像は 自動車販売・整備・タイヤショップ向け を前提に、
予約導線(空き表示)の前に「見つからない」を潰すことで、予約取りこぼしが減りやすいです。
インテンスでも、検索ログは“UI改善の根拠”として強く、低品質な改修(思いつき)にならないための材料として扱います。
検索改善は、ログがあれば“勘”ではなく手順になります。
0件検索を原因別に分け、正規化・辞書・分類・データ不足のどれで直すかを判断する。
頻度×離脱×重要度で優先し、改善後もログで効果を見る。これで検索は継続的に強くなります。