自動車販売・整備・タイヤショップ向けWebシステム活用アイデア

新車・中古車販売店、車検・整備工場、タイヤショップでは、来店予約を受けるだけでも、作業内容、ピット、担当スタッフ、部品、代車など複数の条件を確認する必要があります。さらに、顧客と車両の情報、車検満了日、整備履歴、タイヤのサイズ、預かり品やレンタル品の所在まで、業務ごとに異なる情報を扱います。このページでは、ピット作業の予約、車検・点検時期の案内、顧客・車両履歴、スタッドレスタイヤのレンタル・保管、複数店舗の状況確認をWebシステムで支える例を紹介します。Webからの申込と店舗による予約確定、通知の送信とお客様の確認、レンタル品の引当と実際の貸出などを分けて記録できるため、電話や店頭で受けた依頼も含めて現在の状況を確認できます。すでにDMS、整備管理、POSレジ、会計などを利用している場合は、既存システムを残し、必要な情報だけを連携する構成も可能です。

自動車販売・整備・タイヤショップ向け

対象:新車・中古車販売店/車検・整備工場/タイヤ専門店/カー用品店/ガソリンスタンド併設のサービス工場 など

車検・点検・タイヤ交換の予約から、顧客・車両履歴、預かり品、レンタル在庫まで、店舗で確認する情報は多岐にわたります。
電話・紙台帳・Excel・既存システムの利用状況を確認し、二重入力を増やさずにWeb化できる範囲をご提案します。

部品発注する整備工場

このような店舗・工場に適しています

予約や車両情報の管理について、次のような課題がある場合にご相談いただけます。

  • 車検・点検・タイヤ交換・オイル交換などの予約が電話、紙、Webに分かれ、同じ時間帯に受けられる台数を確認するのに時間がかかる。
  • 11〜12月や3〜4月のタイヤ履き替え時期には電話対応が集中し、申込の転記漏れや折り返し忘れを防ぎたい。
  • 顧客・車両ごとのタイヤサイズ、前回作業、車検満了日が紙カルテ、Excel、DMSなどに分かれ、受付時に何度も確認している。
  • スタッドレスタイヤのレンタルや預かりサービスについて、セット単位の所在、契約期間、返却予定、保管場所を一覧で管理したい。
  • 複数店舗・複数拠点でピット、代車、レンタカーを運用しており、店舗をまたぐ予約や在庫確認に電話連絡が必要になっている。
  • まずは予約や在庫管理から始め、将来はWeb見積、事前決済、顧客向けマイページへ段階的に広げたい。

自動車販売・整備の現場で起こりやすい課題

1. 空いている時刻だけでは、作業を受けられるか判断できない

同じ60分の予約でも、タイヤ交換と点検では必要なピット、設備、担当者が異なります。代車や部品の用意が必要な作業もあるため、 時刻表だけで予約を受けると、確定後に条件が合わないことが判明する場合があります。Webから届いた希望をそのまま確定予約にせず、 店舗で作業条件を確認してから確定する運用も必要です。

2. 顧客・車両・作業履歴の対応を確認するのに時間がかかる

1人のお客様が複数台を所有している場合や、家族の車、法人名義の社用車を持ち込む場合もあります。顧客情報と車両情報が別々の台帳にあると、 今回入庫する車両のタイヤサイズや前回作業を特定するまでに確認が重なります。DMSや整備管理システムを併用する場合は、 どちらの情報を正式な記録とするかも決めておく必要があります。

3. レンタル品とお客様の預かり品では、管理すべき内容が異なる

レンタル用タイヤは、申込、在庫の引当、貸出、返却、点検、次回貸出可能日の管理が必要です。一方、お客様から預かるタイヤは、 所有者、対象車両、保管場所、預かり期間、返却や処分の依頼を正確に対応させなければなりません。 両方を同じ「在庫」として扱うと、予約可能数や所在を誤認する原因になります。

4. 店舗ごとに数字の基準が違うと、本部で比較できない

ある店舗は申込件数、別の店舗は確定予約数を集計していると、同じ「予約件数」でも意味が変わります。売上についても、 概算見積、受注額、会計済み金額を分けなければ、繁忙期の見込みを正しく比較できません。 本部用の一覧画面を作る際は、表示する数字の定義と更新時点を店舗間で共通にします。

制作可能なWebシステムの例

店舗や工場によって、作業メニュー、ピット数、スタッフの担当範囲、既存システムは異なります。 現在の受付方法と情報の保存先を確認したうえで、必要な機能を選んで構成します。

代表的なWebシステム例

  • 車検・点検・タイヤ交換・オイル交換・コーティングなどについて、作業時間、使用するピットや設備、担当可能なスタッフ、代車の要否を設定し、受付可能な枠を表示します。
    Webからの申込に加え、電話や店頭で受けた予約も同じ画面へ登録できます。受付方法にかかわらず、「申込受付」「店舗確認待ち」「予約確定」「来店受付」「作業中」「完了」「取消」を分けて表示するため、空き枠と未確認の申込を混同しません。
    部品手配や事前点検が必要なメニューは、店舗が条件を確認してから確定通知を送る運用にできます。外部の予約サービスやDMSを利用している場合は、どちらで予約を確定するかを決め、重複登録を防ぐ連携方法を検討します。

  • 車検満了日、前回点検日、前回のタイヤ交換日などから案内候補を抽出し、店舗で対象を確認したうえでメール・SMS・LINEを送る仕組みです。車両ごとに案内内容を変え、該当する作業の予約フォームへ誘導できます。
    管理画面では「配信予定」「送信済み」「配信不能」「申込あり」「予約確定」「作業完了」を別々に記録します。通知を送っただけで来店予定とは判断せず、予約申込が届いた後に店舗で作業条件を確認します。 配信先の変更、配信停止の希望、同じお客様が所有する複数車両も管理対象です。案内日を決める基準や送信回数は、現在の顧客対応方針に合わせて設定します。

  • レンタル用のタイヤ・ホイールセットと、お客様から預かっているタイヤを区分し、
    セット番号、サイズ、銘柄、対象車両、保管場所、契約期間を管理します。
    レンタル品は「申込」「仮引当」「引当確定」「取付・貸出」「返却」「点検中」「貸出可能」を分け、返却予定日だけで次の予約を確定しないようにします。
    預かり品は、入庫時の写真や状態、保管棚、取付・返却の履歴を対象車両へ関連付けます。
    ピット作業予約と連携する場合も、在庫の引当と取付予約は別々に確定します。
    事前決済、延長料金、取消、返金を扱う場合は、貸出状態と入金状態を分け、決済サービスや会計側の結果をもとに表示します。

  • 顧客に複数の車両を登録し、車両ごとに登録番号、車種、年式、車検満了日、タイヤサイズ、装着品、点検・交換履歴などを確認する画面です。受付時には、電話番号や登録番号などから対象車両を検索できます。
    本人所有、家族所有、法人所有など、連絡先と車両所有者が一致しない場合も想定し、誰が予約・閲覧・変更できるかを設定します。車両の売却や担当変更があった際は、過去履歴を残したまま現在の利用者との対応を変更できる構成にします。
    DMSや整備管理システムに正式な顧客・作業履歴がある場合、このページは受付に必要な項目だけを参照する補助画面として設計できます。閲覧できる店舗や担当者、変更履歴、保存期間も導入時に決めます。

  • 複数店舗・複数拠点の確定予約数、作業予定、完了件数、レンタル品の稼働状況などを、店舗別・メニュー別・期間別に表示する本部向け画面です。
    予約の申込件数と確定件数、概算見積と受注額、作業完了と会計済みを区別して集計します。各数値の意味と更新時刻も表示し、店舗間で同じ条件の数字を比較できるようにします。
    本部は全店舗を閲覧し、各店舗は自店舗だけを操作するなど、役割に応じた権限設定が可能です。店舗間で予約やレンタル品を移す場合は、依頼元と受入先の双方が確認した時点で変更を確定します。

店舗・整備工場での活用場面

タイヤ交換時期の申込をWebでも受け付ける

店舗が受けられる作業枠をWebに掲載し、お客様が希望日時、車両、タイヤの持込・購入・保管状況を入力できるようにします。電話で聞き取る項目をあらかじめ取得できるため、確認に必要な情報を把握してから連絡できます。
Web上の送信完了は予約確定とせず、ピット、在庫、スタッフを店舗が確認した後に確定日時を通知します。電話・店頭の予約も同じ画面へ登録し、空き枠の重複を防ぎます。

入庫予定車の履歴を確認し、必要な作業を案内する

予約した車両の車検満了日、前回点検、タイヤやオイルの交換履歴を事前に確認し、来店時に確認すべき項目を受付画面へ表示します。過去の履歴と今回の申告内容を見比べられるため、担当者が変わっても確認事項を把握できます。
履歴から自動表示する内容は提案候補とし、車両の状態を確認する前に作業の要否や費用を確定しません。点検結果とお客様の希望を踏まえ、正式な見積や作業内容を決定します。

レンタルタイヤと預かりタイヤを取り違えずに管理する

レンタル品にはセット番号と貸出状態、預かり品には顧客・対象車両・保管場所を登録し、取付や返却のたびに履歴を残します。倉庫内の棚番号や店舗間移動も記録することで、予約当日に対象品を探す時間を短縮できます。
返却されたレンタル品は、点検が完了してから次回の貸出可能数へ戻します。預かり品を別店舗へ移す場合も、移動中と到着済みを分けて表示します。

混雑店舗から別店舗へ予約を案内する

店舗ごとの確定予約、未確認の申込、ピットの空き、代車の状況を本部や受付担当が確認し、条件が合う別店舗を案内できます。お客様の了承と受入店舗の確認を記録してから、予約先を変更します。
単純な件数だけでなく、作業メニューと所要時間も確認できるため、短時間作業と長時間作業が同じ時間帯へ集中するのを避けられます。

車検・点検時期の案内から予約状況まで確認する

車検満了日や前回点検日から案内候補を抽出し、対象車両と連絡先を店舗で確認してからメール、SMS、ハガキなどを送ります。案内に専用フォームのURLを記載すれば、お客様は対象車両を選んで希望日を送信できます。
送信、配信不能、申込、予約確定、作業完了を分けて記録することで、再案内が必要な対象と、すでに予約済みの対象を判別できます。配信停止の希望がある連絡先は次回の対象から除外します。

概算見積と確定見積、予約金と精算を分けて扱う

タイヤ、オイル、車検パックなどについて、車種や希望内容をWebフォームで受け付け、確認前の金額は概算として提示します。適合確認や車両点検の後に正式な見積を発行し、お客様の承認を得た内容を作業指示へ反映します。
予約金や事前決済を導入する場合は、支払済み、取消、返金、店頭での残額精算を個別に記録します。取消条件と返金方法を申込前に表示し、決済結果は利用する決済サービスと会計記録に基づいて更新します。

将来的に追加できる機能

最初からすべてを入れ替える必要はありません。予約、顧客・車両情報、レンタル・保管など、優先度の高い業務から導入し、実際の利用状況を確認しながら機能を追加できます。

  • タイヤサイズ・メーカー・店舗別に、貸出可能数、引当数、点検中の数を確認する在庫画面
  • 車検・点検・タイヤ交換について、申込、確定予約、作業完了、会計済みを区分した集計レポート
  • コールセンターから全店舗の予約条件を確認し、店舗確認が必要な申込を登録できる受付画面
  • 正式な見積金額や決済結果を反映する、既存の売上管理・会計・決済サービスとの連携
  • 顧客が自分の車両、作業履歴、確定予約、保管中のタイヤを確認できるマイページ
  • メール・SMS・LINE公式アカウントを利用した、車検・点検・タイヤ交換時期の案内
  • 法人の車両管理担当者が、社用車ごとの予約、入庫、作業履歴を確認できる管理画面
  • 繁忙期・閑散期の確定予約数や作業実績を比較し、受付枠やスタッフ配置の検討に使う分析機能

ご相談から導入までの流れ

  1. 電話・紙・Webによる現在の予約方法、作業メニュー、ピットや代車の運用、顧客・車両情報、レンタル・保管サービスの管理方法を伺います。

  2. DMS、整備管理、POSレジ、会計、外部予約サービスの利用状況を確認し、どのシステムを正式な記録とするか、Web側で扱う範囲を決めます。

  3. 画面と入力項目に加え、申込から予約確定、入庫、作業、会計までの状態、各担当者の操作権限、通知の送信条件をご提案します。

  4. 決定した内容をもとに予約カレンダーや管理画面を制作し、既存データの移行・連携、重複予約、取消、返金、権限別の表示をテスト環境で確認します。

  5. 店舗スタッフによる操作確認を行い、繁忙期の受付件数や運用ルールを踏まえて本番へ反映します。公開後は利用記録を確認し、必要な機能追加や変更にも対応します。

自動車販売・整備・タイヤショップ向けWebシステムのご相談

「タイヤ交換時期の電話予約をWebでも受けたい」「レンタル品や預かりタイヤの所在を確認できる画面がほしい」など、現在の業務と改善したい内容をお聞かせください。既存システムを利用している場合も、そのまま残す部分とWeb化する部分を確認し、画面構成や開発範囲をご提案します。

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