Webシステム開発を相談するとき、何を伝えればよいか

担当者の相談を聞き、Webシステムの実現方法を検討する打ち合わせのイラスト

「注文メールの内容を毎回Excelへ入力している」「電話で受けている予約をWebでも受けたい」。困っていることは説明できても、必要な画面や機能までは決められない——システム開発の相談では、ごく普通の状態です。最初から要件をまとめたり、固めたりする必要はありません。
初回相談でお伝えいただきたいのは、いま誰が、何を使い、どこで時間やミスが生じているかです。開発会社はその話をもとに、どのような方法が考えられるかを検討します。このページでは、相談前に分かる範囲で用意したい情報と、見積もりを確認するときの要点を順に説明します。

先に結論専門的な資料より、現在の仕事が分かる情報が役立ちます

困りごとから相談できる

機能名が分からなくても、現在の作業と変えたいことを箇条書きのままお送りください。

実物の資料が役に立つ

Excel、申込書、画面、集計表があると、現在の作業を具体的に確認できます。

簡単な事前ヒアリングからご提案します

お問い合わせフォームの事前ヒアリングは、分かる項目だけご回答ください。回答をもとに、現在の業務をどのようなシステムで効率化できるか、費用と期間を含めてこちらからご提案します。

ここから先は、相談前の参考情報です。すべてを読んだり、資料をそろえたりする必要はありません。現在の困りごとだけでもご相談いただけます。

困っていることを相談する

顧客別 書類提出・回収管理システムのページに戻る

※相談、概算、正式見積もりの呼び方や範囲は会社によって異なります。依頼先ごとの説明も確認してください。

初回相談・概算見積もり・正式見積もりで、必要な情報は違う

相談前にすべてを決める必要はありません。まず、いま求めているのが「話を聞いてほしい段階」なのか「社内で予算を検討するために概算が欲しい段階」なのかをお伝えください。目的に合わせて、こちらから必要なことをご質問します。

  1. 01
    初回相談

    困っている作業と希望時期をお聞きします。資料を新しく作る必要はなく、口頭での説明だけでも構いません。

  2. 02
    概算見積もり

    利用する人、件数、現在のデータなどを質問し、おおよその費用と期間をご案内します。

  3. 03
    正式見積もり・発注

    必要な画面や機能、データ連携などを一緒に確認し、金額・期間・契約内容を確定します。

最初に伝えるとよい一言:「まだ社内検討用の概算が欲しい段階です」「今期中の公開を前提に、正式発注先を探しています」のように、相談の目的を先に伝えます。

Webシステム開発の相談で伝えたい5つの情報

追加の事前ヒアリングは任意です。分かる項目だけ回答でき、回答しなくても送信できます。以下の5項目も、すべて決まっている必要はありません。「未定」「現在確認中」で構いません。

  1. 01

    困っていること・変えたいこと

    時間がかかる作業、間違いが起きる場面、お客様からよく聞かれることなどを、思いつくまま箇条書きでお送りください。

    例:注文メールの内容を毎回Excelへ入力している
  2. 02

    現在の仕事の流れと、利用する人

    受付から完了までに誰が何をしているか、社内だけで使うのか、お客様や取引先も使うのかを伺います。

    例:担当者が入力し、上司が確認してから出荷する
  3. 03

    おおよその件数と、通常と異なる対応

    一日の受付件数、利用人数、繁忙期の件数、特別な対応が必要になるケースを分かる範囲でお伝えください。

    例:月500件。返品のときだけ別の確認がある
  4. 04

    現在使っている資料やサービス

    Excel、申込書、販売管理システム、決済サービスなど、今の仕事で使っているものを確認します。正式な名称が分からなくても構いません。

    例:注文メール、Excel台帳、納品書の見本がある
  5. 05

    予算と利用開始時期の目安

    確定していなければ、社内で検討している金額や時期だけでも参考になります。どちらも未定の場合は、その旨をお伝えください。

    例:今期中に社内で判断し、来期から使いたい

文章で説明するより、いま使っている資料が役に立つ

初回のお問い合わせに資料を添付する必要はありません。Excelや申込書など、今使っているものの名前だけでもお知らせください。資料が必要な場合は、返信後に受け渡し方法をご案内します。

INPUT入力・受付が分かるもの

  • 申込書、注文書、アンケート
  • 受付メールや入力画面のスクリーンショット
  • 顧客から届くファイルの例

WORK処理・管理が分かるもの

  • Excel台帳、進捗表、集計表
  • 社内マニュアル、承認フロー
  • 現在のシステム画面や帳票

パスワード、顧客の個人情報、機密資料は、一般の問い合わせ欄へ入力しないでください。資料の共有が必要な場合は、伏せ字や架空データで確認できる範囲を先に確認し、実データや機密資料が必要な場合は、秘密保持、受け渡し方法、保管・削除方法をご案内します。通常と異なる対応も、分かる範囲でお知らせください。対応範囲や追加費用の見込みを確認しやすくなります。

相談を受けた後、インテンスが確認・提案すること

インテンスでは、困っていることを伺った後、現在の作業を順番に確認します。「誰から何を受け取り、誰が処理し、最後に何を作るか」をこちらから質問し、その回答をもとにWeb化する範囲を考えます。必要な画面や機能の名称を、お客様だけで決めていただく必要はありません。

困りごとの箇条書きだけで、ご相談いただけます

開発会社によっては、正式な見積もりへ進む前に、作る画面や機能、対象となる仕事の範囲を文書にまとめる必要があります。一方、相談時に求められる準備や、開発会社が一緒に整理する範囲は会社ごとに異なります。

インテンスでは、最初から専門的な資料を作っていただく必要はありません。追加の事前ヒアリングは任意で、回答しなくても送信できます。分かる項目があれば、その内容を手掛かりにこちらから質問し、どのようなシステムにすれば現在の仕事の何が変わるか、費用や期間はどの程度かをご案内します。

業務上の困りごとを確認し、複数のWebシステム案へ展開するイラスト

たとえば「注文メールの内容をExcelへ再入力したくない」という相談なら

  • 転記先は一つか、複数か
  • 受付内容を誰が確認・修正するか
  • 現在のシステムへデータを渡せるか
  • 通常と違う処理がどのくらいあるか

お答えいただいた内容から、注文フォームだけを変える案、受付後の管理画面も作る案、現在の販売管理システムへ注文データを渡す案などに分け、それぞれの費用と期間をご説明します。

ご相談から提案内容が決まるまでやり取りの例
お客様
最初にお伝えいただくこと「受注メールの内容をExcelへ転記して管理するのが大変です」

作りたい画面や機能が分からなくても、現在の困りごとからご相談いただけます。

インテンス
こちらから確認すること現在の受付から完了までを質問します
  • 注文の受付方法
  • 担当者と確認する人
  • 月の注文件数
  • 通常と異なる対応
  • 現在使っているシステム
お客様
分かる範囲で回答「月500件ほどで、担当者が入力し、上司が確認しています」

名称が分からない資料やサービスは、画面のスクリーンショットや請求書を見ながら確認できます。

A
受付画面だけ追加

現在の管理方法を残し、入力と受付通知を改善する案

B
受付+進捗管理

担当者、対応状況、期限、履歴まで一つの画面で扱う案

C
既存システムと連携

受付データをAPIやCSVで渡し、転記を減らす案

各案でご説明する内容対象範囲概算費用期間運用方法

見積金額に差が出る項目と、比較するときの見方

「会員サイト」「予約システム」のような名称だけでは、必要な作業量は決まりません。同じ名称でも、画面数、権限、外部連携、移行するデータ、求める安全性によって費用と期間が変わります。

見積もりで確認したい主な項目
項目確認する内容差が出る例
機能・画面入力、検索、承認、通知、帳票、管理機能同じ一覧でも、絞り込み・一括更新・CSV出力の有無で作業量が変わる
利用者・権限利用者区分と、閲覧・登録・承認できる範囲部署別、拠点別、取引先別にデータを分ける
連携・移行API、CSV、既存データの形式と量文字や日付の形式が混在し、変換や重複確認が必要
品質・運用条件性能、セキュリティ、バックアップ、監視夜間停止できない、アクセス集中がある、監査記録を残す
制作物・支援デザイン、原稿、マニュアル、研修、公開作業画面だけでなく、操作説明や利用者向け案内も依頼する

複数社の見積もりは、次の条件を並べて確認する

  • 見積もりの前提と、含まれていない作業
  • データ移行、外部連携、デザインの対象範囲
  • 対応する端末・ブラウザとテスト範囲
  • 公開作業、初期設定、操作説明の担当
  • 公開後の不具合対応、保守、追加改修の条件

価格差が大きいときは、どちらかが高い・安いと即断せず、前提や含まれる作業が同じかを確認します。要件確認を別契約にしている会社もあるため、見積もり確定までの進め方も聞いておくと安心です。

相談から開発開始までの一般的な流れ

  1. STEP 1
    困りごとと希望を共有

    現在の仕事、使っている資料、変えたい結果、予算・時期の目安を伝えます。

  2. STEP 2
    質問・現状確認

    利用者、件数、例外、既存サービス、データ、運用担当を確認します。

  3. STEP 3
    提案と概算を確認

    どこまで作るかを分けた案と、それぞれの費用・期間をご説明します。

  4. STEP 4
    正式見積もり・契約

    採用する案について必要事項を詳しく確認し、金額・期間・保守内容を確定します。

開発相談・見積もりについてよくある質問

要件がほとんど決まっていなくても相談できますか?

はい。現在の作業や困りごとを伺い、こちらから順番にご質問します。確定見積もりには、必要な画面・機能・データ連携・データ移行などを確認する必要がありますが、お客様だけで決めてからご相談いただく必要はありません。

予算が分からない場合は、どう伝えればよいですか?

「まず社内検討用の概算が必要」「この年度内に実施可能な案を知りたい」など、判断の目的を伝えてください。複数の範囲案を出せる場合があります。

相談時に機密情報や個人情報を渡してもよいですか?

初期段階は伏せ字や架空データで説明できることが多いです。実データの共有が必要になった場合は、秘密保持、受け渡し方法、保管・削除方法を確認します。

他社の提案や見積もりがある状態でも相談できますか?

相談できます。比較したい点を伝えたうえで、対象範囲や前提が同じかを確認します。他社資料の取り扱いについては、契約や機密保持の条件にも従ってください。

何を作ればよいか分からない段階でも、ご相談いただけます

「毎日の入力作業を何とかしたい」「電話で受けている予約をWebでも受けたい」「予算内でできることを知りたい」といった内容で構いません。現在の作業を伺い、こちらから必要事項を質問したうえで、実施方法と費用の目安をご案内します。

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