医療機関・介護施設向けWebシステム活用アイデア

総合病院・クリニック・介護施設・在宅医療クリニックなどを対象に、カルテやレセプトには触れず、「診療案内」「見学・相談」「採用情報」といった対外的な情報整理にフォーカスしたWeb活用パターンをまとめました。

医療機関・介護施設業界向け

対象:医事課/地域連携室/介護施設の相談窓口・採用担当

外来・入院・介護サービス・在宅医療など、窓口が多い組織ほど「どこに何を載せるか」「どのページからどこへ誘導するか」の整理が難しくなりやすいケースを想定しています。

介護施設の見学会

こんな施設様に向いています

次のような状況の病院・クリニック・介護施設様を主な対象としています。

  • 診療科・担当医・外来時間が複雑で、患者さんやご家族からの電話問い合わせが多い。
  • 病棟・介護施設・在宅医療・ショートステイなど、相談窓口が分かれており、案内の出し分けが難しい。
  • 採用情報はあるが、職種ごとの情報が整理されておらず、応募フォームもメール任せになっている。
  • 外来・介護・在宅など複数サービスがあり、患者さん・ご家族が「どこへ問い合わせればよいか」迷いやすい。
  • リハビリ・面会・送迎などの案内が複雑化し、電話で同じ説明を繰り返す負担が大きい。
  • 採用ページの情報が不足しており、応募前の不安(仕事内容・勤務体制・教育体制)が解消しきれていない。

よくある課題

1. 診療案内がPDFや画像のままで検索しづらい

外来担当医表や診療科の一覧がPDFや画像で掲載されている場合、スマホで閲覧しづらく、更新のたびに差し替え作業が必要になります。

2. 見学・相談の申し込み窓口が散らばり、引き継ぎもしづらい

病棟見学・介護施設の見学・在宅医療の相談・家族向け説明会などを、電話番号やメールを分けて受け付けていると、受け方が窓口ごとに変わりやすく、対応状況の共有や引き継ぎが難しくなることがあります。

3. 採用情報が職種別に整理されていない

医師・看護師・コメディカル・介護職・事務職など、職種ごとの募集状況や勤務条件が整理されていないと、応募時点でミスマッチが起きやすくなります。

制作可能なWebシステムの組み合わせ例

既存のWebサイトを活かしながら、「案内の分かりにくさ」「問い合わせの分散」「採用情報の不足」を整理するための仕組み例です。

代表的なWebシステム例

  • 診療科ごとに担当医・外来曜日・受付時間・予約有無などを整理し、スマホでも見やすい形に整えるテンプレートです。
    PDFの担当医表をそのまま載せるのではなく、更新しやすい構成にすることで、変更時のメンテナンス負荷も下げられます。
    急な代診情報などは「お知らせ」と連動させることで、患者さんが最新情報を確認しやすくなります。
    将来的には、外来予約システムや地域連携システムへのリンクをまとめるハブとしても機能させられます。

  • 見学希望日時・希望するサービス種別(病棟/老健/特養/有料/訪問看護など)・対象者の年齢や状況を事前に入力していただくフォームです。
    受付時間外の相談の取りこぼしを減らしつつ、最初の面談で確認すべきポイントを事前に共有できます。
    施設ごと・サービスごとに担当者が異なる場合でも、フォーム上の選択肢から自動で振り分けることが可能です。
    家族向け説明会やオンライン面談の申し込みと兼用する構成も考えられます。

  • 在宅医療や訪問看護・訪問介護の相談を受け付けるためのフォームです。
    病名や詳細な医療情報までは求めず、居住エリア・現在の通院状況・主な困りごとなど、必要最小限の情報に絞ることで、入力の負担を軽くします。
    入力された内容は、地域連携室や在宅チームが確認し、電話や訪問での詳細ヒアリングにつなげます。
    将来的には、ケアマネジャー向けと一般のご家族向けでフォームを分けるなどの拡張も可能です。

  • 職種別に募集要項・勤務形態・福利厚生・教育体制などを整理し、そのまま応募できるフォームと組み合わせたページです。
    求人媒体から公式サイトの募集ページへ誘導することで、詳細情報を丁寧に伝えたうえで応募してもらいやすくなります。
    応募フォームの入力内容は、採用担当者宛てのメールや既存の採用管理フローと連携できるように設計します。
    将来的には、説明会や施設見学の申込と紐付けた運用も検討できます。

  • 面会ルール、送迎の利用条件、リハビリの流れ、入院時の持ち物など、電話で繰り返し説明しがちな内容をFAQとして整理します。
    施設パンフレットや各種申請書類をダウンロードできる形にしておくと、「どの書類を使うか」「どこに提出するか」も案内しやすくなります。
    重要な変更(面会制限・感染症対策など)は、FAQと「お知らせ」を連動させて表示できるようにすると、周知漏れを減らせます。
    「まずはここを見てください」と案内できるページがあるだけで、窓口の負担を下げやすくなります。

活用シーンの具体例

患者さん・ご家族が夜間でも情報にアクセスできるようにする

診療案内や見学予約フォームを整備しておくことで、受付時間外でも情報を確認しやすくなり、相談の第一歩を踏み出しやすくなります。

在宅医療・介護サービスの相談内容を事前に整理して受け取る

相談フォームで基礎情報を共有しておくことで、初回訪問やカンファレンスまでの準備をスムーズに進めやすくなります。

採用情報の“受け皿”として公式サイトを活用する

求人媒体や学校説明会・就職フェアから、公式サイトの募集ページへ誘導することで、施設の雰囲気や方針をより丁寧に伝え、ミスマッチを減らしやすくなります。

将来的な拡張オプション(例)

初期段階では診療案内と見学・相談・採用の窓口を整理し、将来的には次のような拡張も考えられます。

  • 診療科ごとの「よくある質問」をまとめたFAQページ
  • 面会制限や感染症対策など、重要なお知らせ専用の告知エリア
  • 地域連携室向けの紹介状受付ページや連絡先一覧
  • 介護施設・在宅サービスの空床/受け入れ状況の簡易表示
  • 採用説明会や施設見学会の開催履歴・申込管理の簡易レポート
  • 院内で配布しているパンフレットのPDFダウンロードコーナー
  • 多言語対応した診療案内・アクセスページ
  • 在宅医療エリアの地図表示と、訪問可能範囲の目安表示
  • 新任スタッフ向けの院内ルール・マニュアルの閲覧ページ(院内専用)
  • 災害・停電時などの診療体制を告知する緊急情報ページ

導入までの流れ(例)

  1. 現在のWebサイト上での診療案内・見学/相談・採用情報の掲載状況を確認し、重複や抜け漏れを整理します。

  2. 「Webで完結させたい情報」と「対面・電話で詳しく説明したい部分」を整理し、ページ構成とフォームの役割を決めます。

  3. 診療案内テンプレート・見学/相談フォーム・採用情報ページの構成案と入力項目案をまとめてご提案します。

  4. ご承認いただいた内容を元に、画面デザインとシステム部分を実装し、テスト環境で動作確認を行います。

  5. 本番サイトへ反映し、院内・施設内向けの案内資料(どの窓口をどのフォームに誘導するか等)を整えたうえで運用開始となります。

医療機関・介護施設向けWebシステム構成についてご相談の方へ

「カルテには触れずに、外向けの情報だけ整理したい」といった段階でも、お気軽にご相談ください。

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