診療予約・問診・施術説明・アフターフォローなど、クリニックの業務効率化と患者様の利便性向上を目的としたWebシステム構成例をご紹介します。
対象:院長/事務長/Web担当(受付スタッフ兼任のケースを含む)
カルテやレセプトには触れず、「集客・カウンセリング・リピート」の部分だけを整えるWebシステム構成です。既存の予約システムやLINE公式アカウントと組み合わせて、患者さんの行動導線を分かりやすく整理します。
ここでは、既存サイトや予約システム、LINE公式アカウントと組み合わせて導入しやすい代表的なWebシステム例をまとめています。
「白い歯にしたい」「前歯のすき間が気になる」「ニキビ跡をなんとかしたい」など、患者さんのお悩みベースで入口を用意し、代表的なメニューや料金ページに自然に誘導する仕組みです。
悩みカテゴリ(歯並び・色・痛み/ニキビ・シミ・たるみ 等)ごとのボタンを設置し、各カテゴリから代表的な治療メニューと料金・回数・ダウンタイムの目安へリンクします。
最終的には既存の予約システムや問い合わせフォームへ接続します。
初回カウンセリング前に、希望部位・症状の期間・既往歴・服薬中の薬・予算感などをWeb上で確認するフォームです。カルテやレセプトには触れず、カウンセリングの「下書き」として使うイメージです。
必須項目は最小限にしつつ、医師が判断材料にしたい項目を網羅。予約完了画面やLINE自動返信にフォームURLを掲載し、来院前に入力してもらう運用を想定します。
ホワイトニング・矯正・インプラント・美容施術など、メニュー別に料金・回数・所要時間・ダウンタイム目安を整理するページです。医療広告ガイドラインに配慮しつつ、「ざっくりとした全体像」が分かる作りにします。
メニューカテゴリごとに料金帯・回数・オプションを表形式で整理し、よく組み合わせる施術は「セットプラン」として見せ方を工夫します。
部位や施術名、年代などで絞り込める症例ギャラリーです。個人の特定につながらない形で、施術のイメージを共有する用途を想定しています。
「部位(口元/頬/目元など)」「年代」「施術名」でフィルタリングし、1症例ごとに施術前後の写真・回数・期間・おおよその費用帯を掲載します(表現はガイドラインに合わせて調整)。
LINE公式アカウントの自動返信メッセージやリッチメニューから案内する前提で、「事前案内」「注意事項」「アフターケア」をまとめたページ群です。
初回予約時に送る「ご来院前のお願い」「当日の持ち物」をまとめたページや、施術後のセルフケア・再診目安を解説したアフターケアページなどを用意し、LINEから一発で飛べるようURL設計を行います。
広告やポータルサイトから、いきなり予約フォームに飛ばすのではなく、まず「お悩み別メニューナビ」に着地させる構成です。患者さんに合いそうなメニューを一緒に絞り込み、その上で既存の予約システムに繋げることで、キャンセルやミスマッチを減らします。
LINEの友だち登録が完了したタイミングで、自動返信メッセージから「Web問診フォーム」と「ご来院前のお願い」ページを案内します。患者さんはスマホから気軽に入力でき、スタッフ側は来院前から情報を把握できます。
施術後の注意事項やセルフケアは、紙の説明書だけだと紛失されがちです。アフターケア専用のWebページを用意し、LINEやメールからいつでも見返せるようにしておくことで、「前回なんて言われたか忘れた」という不安を減らします。
まずは「お悩みナビ」「Web問診フォーム」「料金ページ」などの必須部分からスタートし、運用状況を見ながら次のような拡張を行うこともできます。
現在のWebサイト・予約システム・パンフレット・広告媒体を拝見し、「どこで何を案内しているか」を整理します。
「Webで説明する部分」と「対面で説明する部分」を切り分けたうえで、お悩みナビ・料金ページ・Web問診フォームなどの構成案を決めます。
各ページのレイアウトラフと文言のたたき台をご提示し、院長先生・ご担当者様と一緒に調整していきます。
デザイン・コーディング・動作テストを行い、予約システムやLINE公式アカウントからの導線も含めて確認します。
公開後しばらくはアクセス状況や問い合わせ内容を確認し、文言微調整や導線の手直しなど、運用面のご相談にも対応します。