パターン1: 書類が「紙の束」になり、必要なときに見つからない
問診票・同意書・説明資料・注意事項の控えが紙中心だと、院内の置き場所が増えやすくなります。
急いでいるときほど探し直しが増え、結果として「次も紙でいいか」に戻りがちです。
既製のSaaSで予約や会計まわりが整っていても、来院後の作業は紙や口頭、個人メモに散りやすいです。
例えば、初回の問診・同意書、施術前の注意事項、施術メモと写真、問い合わせ対応の経緯、備品や外注の段取りなどです。
これらが散らばると、引き継ぎに時間がかかり、伝達漏れも起きやすくなります。
このページでは、患者単位で必要な情報が1つの画面にそろうように、画面の並びと操作の流れを画面イメージでまとめました。
ここで挙げるシーンは、下の「ダッシュボード(管理画面)構成イメージ集」の画面に対応しています。
問診票・同意書・説明資料・注意事項の控えが紙中心だと、院内の置き場所が増えやすくなります。
急いでいるときほど探し直しが増え、結果として「次も紙でいいか」に戻りがちです。
メモの置き場所や書き方が人によって違うと、引継ぎのたびに確認が必要になります。
写真や経過が残っていても「どの判断でそうしたか」が追えないと、会話が増えがちです。
回数券の残数、購入履歴、物販の提案メモ、支払い状況が分かれていると、患者対応のたびに確認の往復が増えます。
結果として、説明が「その場の記憶頼み」になりやすくなります。
電話・LINE・メールが混ざると、対応の経緯が追いにくくなります。
「前回どう説明したか」が残っていないと、同じ確認が増え、対応が重くなりがちです。
初回対応は、説明や記入が多くなりやすいところです。
ここを「来院前に揃う」形にすると、受付と施術のバタつきが減りやすくなります。
画面イメージ:初回受け入れボード(問診・同意・注意事項)
画面構成イメージはPCからご覧ください。
施術メモと経過(写真など)を、患者単位で見返せる形にします。
書き方を縛りすぎず、「次に何を確認するか」が追える粒度を意識します。
画面イメージ:患者カルテ(メモ・写真・申し送り)
画面構成イメージはPCからご覧ください。
回数券の残数や購入履歴、物販の提案メモ、支払い状況などを「患者の画面」で一緒に見られる形にします。
都度の確認が減るだけでも、説明が落ち着きやすくなります。
画面イメージ:チケット・物販・支払い(患者別の台帳)
画面構成イメージはPCからご覧ください。
連絡が多い院ほど、「どこまで対応したか」の把握が重くなります。
問い合わせの受付→対応→クローズを短い動線で残し、必要なら患者画面へ紐づけます。
画面イメージ:問い合わせボックス(受付・対応・履歴)
画面構成イメージはPCからご覧ください。
少人数の運用だと、院内ToDoはどうしても口頭中心になりがちです。
「毎週・毎月の定期」「発生した都度」「外注の依頼と完了確認」を同じ棚で見られる形にします。
画面イメージ:院内ToDo(備品・外注・点検)
画面構成イメージはPCからご覧ください。
問診・同意・施術メモ・問い合わせ履歴を、患者の画面に集約します。探す先が増えにくくなります。
来院前に揃うもの、当日確認が必要なものを分けておくと、説明漏れが減りやすくなります。
細かく書かせるより、「次に何を確認するか」が追える形にすると、申し送りが回りやすくなります。
確認の往復が減るだけでも、案内が落ち着きやすくなります。
口頭中心の運用でも、抜けや重複が出やすいところだけを先に見える化するのが現実的です。
最初から全部を一気にまとめようとせず、院で「毎回つまずくところ」から始める方が進めやすいです。
初期段階では、次の 2〜3 点に絞るケースが多いです。
ここが回り始めた段階で、回数券・物販・院内ToDoなど、院の運用に合わせて範囲を広げるのが現実的です。
ご相談時には、次のような情報があると話を進めやすくなります。
クリニック全体としての活用イメージは、 クリニック向けWebシステム活用アイデア でもご覧いただけます。