パターン1: 配車変更が連絡ベースで、履歴と責任が曖昧
変更が多いほど、電話・チャット・紙の指示が混ざり、「いつの指示が正しいか」の確認に時間がかかります。
結果として、現場は動いているのに、事務側は整合を取るだけで一日が終わりがちです。
物流の現場では、配車の変更連絡、到着〜荷待ち〜荷役の記録、倉庫の入場受付やバース調整、庫内作業の進み具合など、情報の発生点が分散しやすいです。
さらに、遅延・追加便・再配・付帯料金などの例外があると、運行実績と請求のつなぎ込みが一気に難しくなります。
このページでは、運送と倉庫の間にある「待ち」と「例外」を中心に、現場ルールに合わせて整理しやすい画面構成イメージ(モック)をご紹介します。
ここで挙げるシーンは、下の「ダッシュボード(管理画面)構成イメージ集」のモック画面に対応しています。
変更が多いほど、電話・チャット・紙の指示が混ざり、「いつの指示が正しいか」の確認に時間がかかります。
結果として、現場は動いているのに、事務側は整合を取るだけで一日が終わりがちです。
到着・受付・呼出・荷役開始・荷役完了といった区切りが記録されていないと、どこがボトルネックか特定できません。
「感覚で改善」になり、結局いつもの運用に戻ってしまいます。
ピッキングや積込の遅れが分からないと、トラックが早く来て待つ/遅く来て波が崩れる、のどちらかになります。
ここが揃わないと、バース予約を入れても期待通りに回りません。
追加便、再配、待機、立寄り、付帯作業などがあると、運行実績と請求明細がズレやすくなります。
「例外だけ拾う」仕組みがないと、最終的に人が紙で整合を取ることになります。
配車計画と運行指示を「便(運行)」単位で揃え、変更が入っても履歴として追える形にします。
変更理由と変更者を残しておくと、現場に負荷を押し付けずに改善の議論ができます。
画面イメージ:配車計画・運行指示(履歴つきダッシュボード)
画面構成イメージはPCからご覧ください。
運行の「区切り」を揃えて記録し、遅延が出たときに、何が原因だったかを後で説明できる状態にします。
再配や追加便の判断も、状況が見えるほど早くなります。
画面イメージ:運行実績(到着〜荷待ち〜荷役の記録と集計)
画面構成イメージはPCからご覧ください。
倉庫側の入口を「予約」と「受付」に分け、予定と実績の差が見えるようにします。
倉庫側の負荷(どの時間帯が詰まりやすいか)も、改善の材料になります。
画面イメージ:バース予約+入場受付(倉庫側ダッシュボード)
画面構成イメージはPCからご覧ください。
庫内作業は「細かい実績を全部入力」よりも、まずは“詰まるポイント”だけ見える形にする方が回りやすいです。
ピッキング・検品・積込の状態が揃うと、運送側の到着調整がやりやすくなります。
画面イメージ:庫内進捗(スマホ入力→管理画面で監視)
画面構成イメージはPCからご覧ください。
「運行」と「請求」を別運用にせず、便の実績と明細を同じ単位で紐付けます。
例外は“入力フォームを増やす”より、まず「例外だけ拾える」形にするのが現実的です。
画面イメージ:運行→請求(例外処理込みの整合チェック)
画面構成イメージはPCからご覧ください。
まずは便ID(管理番号)を決め、配車・運行実績・バース予約・庫内進捗・請求が同じ単位で追えるようにします。
ここが揃うと、転記や照合の手間が減っていきます。
到着・受付・呼出・荷役開始・荷役完了のように区切りを揃えると、「どこで詰まったか」が説明できます。
改善の議論が、感覚ではなく実績に寄ります。
予約は「予定」、受付は「実績」です。両方があると、ピークや詰まりを扱いやすくなります。
倉庫側の運用ルール(受付の方法、待機場所など)に合わせて作れます。
ピッキング・検品・積込を細かく取る前に、「どこで止まっているか」だけ出す方が回りやすいです。
入力はスマホで軽く、管理画面側で“遅れだけ拾う”形が現実的です。
追加便・再配・付帯料金などは、全部を自動化しようとすると破綻しがちです。
まずは例外の発生を拾い、確認→確定の流れを短くするだけでも効果が出ます。
物流は範囲が広いので、最初から全部つなぐより「詰まりやすい部分」から始める方が進みます。
初期段階では、次の 2〜3 点に絞るケースが多いです。
ここが回り始めた段階で、運行実績→請求の整合や、TMS/WMS連携の範囲を広げるのが現実的です。
ご相談時には、次のような情報があると話を進めやすくなります。
物流全体としての活用イメージは、 物流(運送・倉庫)向けWebシステム活用アイデア にまとめる想定です(業種トップに誘導)。