動物病院向け(予防接種/予防薬/健診/定期再診)

動物病院の予防接種・予防薬・健診を支える継続フォロー管理

Webシステムのカスタマイズ制作

動物病院の予防接種・予防薬・健診・定期再診の案内と実施履歴を、動物ごとに管理するWebシステムの構成例です。
動物と飼い主の情報を対応させ、予防予定、実施履歴、連絡状況、予約、健診後の案内を確認する6つの画面をご紹介します。

電子カルテ、予約・会計サービス、電話やメールに情報が分かれている場合、前回の実施内容や連絡状況を確認しながら案内するための画面を追加できます。既存サービスはそのまま使用し、必要な情報だけを連携する構成にも対応します。システムが表示する日付は確認候補であり、診療上の判断や実施時期の決定は行いません。獣医師が診療記録や動物の状態を確認して案内します。

予防医療(ワクチン・フィラリア等)を継続させる管理

こんな動物病院の方に向いています

  • 予防項目ごとの前回実施日や次回確認日を、複数の記録から探している(予防案内)
  • ワクチンの種類、接種日、接種を見送った理由が、診療記録と院内メモに分かれている(予防接種)
  • ハガキ、電話、メールなどを併用しており、通知の送信状況と予約状況を別々に確認している(受付)
  • 飼い主から次回時期を尋ねられた際、獣医師が確認した予定をすぐに案内できない(受付/看護)
  • 健診後の再検査、食事管理、受診時の注意事項を、対象動物ごとに確認したい(健康診断)
  • 慢性疾患の再診候補、連絡済み、予約確定が同じ一覧で扱われている(定期再診)
  • 院内ではタブレットを使い、対象抽出や月別集計はパソコンで確認したい(院長/事務)

このページで紹介する6つの画面

以下の6項目は、この後に掲載する各画面の説明と対応しています。

予防・健診の運用で確認が増えやすい場面

パターン1: 前回実施日と案内条件が複数の記録に分かれている

予防項目ごとに、前回実施日、動物種、年齢、体重、前回の反応など、案内前に確認する情報が異なります。
複数の記録から候補を抽出する場合は、どの情報を基準にしたかを表示し、獣医師または院内で定めた確認者が案内の可否を判断します。

パターン2: 予防項目の名称・実施日・次回確認日の扱いが院内で異なる

同じワクチンや予防薬でも、略称、製品名、診療記録上の名称が異なると、検索や集計の対象から外れることがあります。
画面で使用する名称、前回日の参照元、次回確認日の算出方法、日付を変更できる担当者を決めておく必要があります。

パターン3: 通知の送信、到達、閲覧、予約状況を区別できない

メールやメッセージを送信しても、宛先不明で届いていない場合や、届いていても飼い主が確認していない場合があります。
送信済み、配信不能、ポータル閲覧、予約申込、予約確定を別々に記録し、電話連絡は担当者が結果を入力する運用が必要です。

パターン4: 健診結果の説明後、再検査や生活管理の案内が履歴に残らない

検査値、獣医師の所見、飼い主へ説明した内容、再検査の候補時期は、それぞれ意味が異なります。
飼い主へ公開する資料は獣医師の確認後に確定し、公開日、資料の版、説明記録、予約状況を個別に確認できるようにします。

パターン5: 再診候補、連絡済み、予約確定が同じ一覧で扱われている

診察時に次回確認時期を記録しても、飼い主への連絡や予約確定まで進んでいるとは限りません。
未連絡、連絡済み、返信待ち、予約確定、経過観察終了などの状態を分け、既存予約システムの確定内容と一致させます。

予防案内から次回確認までの運用例

予防接種・予防薬・健診について、候補の抽出から院内確認、飼い主への案内、予約や次回確認までの流れを例示します。画面へ保存する記録と、獣医師が診療上判断する内容を分けてご覧いただけます。

A予防接種/健診

登録情報から案内候補を抽出し、院内確認後に通知を送り、予約状況と当日の確認事項を記録する流れです。

1候補抽出(前回日等) 2院内確認・案内送信 3予約申込・確定 4来院・実施記録
記録例:案内候補・予約状況一覧

動物、前回実施日、候補となった理由、院内確認、通知、予約の各状態を一覧で確認します。

記録例:通知文と送信結果

通知文は送信前に確認し、使用した文面、送信日時、配信不能、通知停止の希望を記録します。

Bノミ・ダニ/フィラリア

予防薬の処方または販売、受取、飼い主への案内、次回確認を記録する流れです。受取記録だけで実際の投与済みとは扱いません。

1処方・販売の記録 2次回候補の院内確認 3案内・受取確認 4次回確認日を登録
記録例:処方・受取状況一覧

処方・販売日、数量、受取方法、未受取、連絡状況を表示し、診療記録や会計との参照関係も確認します。

記録例:連絡履歴と次回確認日

担当者、連絡方法、結果、飼い主からの返信、次回の確認日を記録します。

C検査結果/次回提案

検査データを登録し、獣医師が所見と飼い主向け資料を確認した後、再検査などの候補とともに公開する流れです。

1検査データ・所見案 2獣医師による確認 3資料確定・公開設定 4説明・次回確認
記録例:飼い主向け健診資料

獣医師が確認した検査値、所見、注意事項、次回の確認時期を、公開日と版が分かる資料にします。

記録例:説明と次回対応

説明者、説明日時、再検査などの候補、予約申込、予約確定をそれぞれ記録します。

画面遷移と保存される記録を確認するミニデモ

ボタンを切り替えると、検討用画面と、その段階で保存する情報の例が表示されます。実際の状態名や確定条件は、現在の院内業務と連携先を確認して決めます。

シナリオ
ステップ
予防接種/健診(入力)
デモ:画面の切替のみ

この操作の結果

案内候補を登録し、院内確認へ進めます。

この段階で保存する記録

6つの画面構成イメージ

シーン1

今日確認する案内候補と対応状況を一覧で見たい(タブレット)

診療記録などから抽出した当日の案内候補と対応状況を一画面に表示します。
画面上の候補は接種や投薬の実施を決めるものではありません。候補となった理由と参照元を確認し、院内で定めた担当者が案内の可否を判断します。

  • 当日の案内候補(候補理由・前回日・院内確認)
  • 予防項目の名称と分類(院内名称・製品名・対象動物)
  • 連絡状態(未連絡/送信済み/配信不能/電話対応済み)
  • 動物カード(体重・年齢・注意事項・参照元の更新日)
この操作の結果
案内候補と院内確認・連絡の状態を、動物ごとに確認できます。

画面イメージ:今日の予防対象ボード(タブレット想定)

システム画面のイメージはPC、タブレット、スマホ横向きでご覧ください。

シーン2

予防接種・予防薬の予定を月別に確認したい(スマホ・タブレット)

前回実施日や院内で設定した確認間隔から、月ごとの案内候補を表示します。
予防薬はフィラリアノミ・マダニ、必要に応じてお腹の虫(駆虫)など、院内で使用する分類を設定できます。自動算出した日付は確定済みの実施予定とは扱わず、獣医師の判断や個別事情に応じて確認します。

  • 月別の案内候補数と確認状態
  • 予防項目・動物種・担当者・院内確認状態での絞り込み
  • 候補日を算出した条件と、日付を変更した履歴
  • 通知文、送信者、送信日時、配信結果、通知停止
この操作の結果
月別の案内候補と、院内確認・通知・予約の状態を確認できます。

画面イメージ:予防スケジュール(月次一覧・期限集計)

システム画面のイメージはPC、タブレット、スマホ横向きでご覧ください。

シーン3

飼い主向け画面で、動物別の予定・履歴・資料を案内したい(スマホ・タブレット)

本人確認を行った飼い主向け画面に、病院が公開対象とした予定、実施履歴、健診資料を表示します。
次回期限接種・投薬履歴、獣医師が確認した健診資料などを、対象動物と公開日が分かる形で確認できる想定です。

  • 飼い主アカウントと対象動物の対応(多頭飼育・家族利用)
  • 公開済みの次回確認日と、予約申込・確定の状態
  • 健診資料・説明資料の公開日、版、差し替え
  • 閲覧日時と未閲覧(説明・同意の記録とは区別)
この操作の結果
飼い主は、病院が公開した動物別の履歴、次回確認日、資料を確認できます。

画面イメージ:飼い主ポータル(スマホ想定)

システム画面のイメージはPC、タブレット、スマホ横向きでご覧ください。

シーン4

予防薬の処方・購入・受取履歴と次回確認日を管理したい(PC)

予防薬について、処方または販売、数量、受取方法、受取状態を動物ごとに記録します。
カテゴリは院内の呼び方に合わせて、フィラリアノミ・マダニ/必要に応じて駆虫などを設定できます。受取日、飼い主からの投与済み申告、院内で確認した投与歴は、それぞれの記録として保存します。

  • 予防薬の履歴(処方・販売・発送手配・院内受取)
  • 交付数量、対象期間、会計番号、発送または受取方法
  • 次回確認日、未受取、飼い主からの投与申告
  • 副反応や体重変動の記録先と、獣医師による確認状態
この操作の結果
処方・販売、受取、投与申告を区別し、次に確認する内容を把握できます。

画面イメージ:予防薬カテゴリ別の履歴・未受け取り管理

システム画面のイメージはPC、タブレット、スマホ横向きでご覧ください。

シーン5

健診結果と次回の確認事項を動物別に記録したい(PC)

健診画面では、検査データ、獣医師の所見、飼い主へ公開する資料、次回の確認事項を動物ごとに扱います。
検査機器から取り込んだ数値や作成途中の所見をそのまま公開せず、獣医師が内容と公開先を確認してから確定します。

  • 検査データ、獣医師の所見、確認者、確定日時
  • 再検査、食事管理、服薬、歯科ケアなどの確認事項
  • 公開資料の版、公開日、差し替え前の資料
  • 説明者・説明日時と、資料の閲覧日時
この操作の結果
確認済みの健診資料と次回の確認事項を、動物ごとに参照できます。

画面イメージ:健診結果→次回提案(患者単位)

システム画面のイメージはPC、タブレット、スマホ横向きでご覧ください。

シーン6

慢性疾患の再診候補と確定予約を分けて管理したい(スマホ・タブレット)

慢性疾患の診察時に登録した次回確認日をもとに、再診の案内候補を表示します。
案内候補と確定予約は分け、予約の日時や変更・取消は既存予約システムと一致させます。

  • 再診候補(次回確認日・候補理由・担当獣医師)
  • 予約枠と確定予約の週次表示(既存予約との連携を含む)
  • 状態(未連絡/連絡済み/返信待ち/予約確定/終了)
  • 再診時の確認項目と、記入・確認できる担当者
この操作の結果
再診候補、連絡状況、確定予約を区別して確認できます。

画面イメージ:慢性疾患フォロー枠・対象一覧(週次)

システム画面のイメージはPC、タブレット、スマホ横向きでご覧ください。

Webシステムで継続フォローを支える方法

  1. 1. 動物・飼い主・予防項目を正しく対応させる

    多頭飼育や家族による代理利用も想定し、どの飼い主がどの動物の情報を閲覧できるかを設定します。

  2. 2. 項目名・参照元・日付の意味を決める

    予防項目の名称、前回日の参照元、候補日と確定日の違い、変更できる担当者を院内で決めます。

  3. 3. 自動抽出した候補と院内確認を分ける

    抽出条件と候補理由を表示し、獣医師または院内で定めた確認者が案内対象を確定します。

  4. 4. 通知・閲覧・予約を別々に記録する

    通知の送信、配信結果、ポータル閲覧、予約申込、予約確定を区別し、次の対応を選べるようにします。

  5. 5. 健診資料の確認・公開・差し替えを記録する

    作成中の資料と公開版を分け、獣医師の確認、公開先、版、説明日時を記録します。

  6. 6. 再診候補と確定予約を分ける

    診療上の次回確認日、飼い主への連絡、予約申込、予約確定は、それぞれの日時と確認者を記録します。

初期導入の範囲を決める考え方

初期導入では、既存システムから取得できる情報と、院内で継続して入力できる情報を確認します。
開始範囲の候補には、次のような組み合わせがあります。

  • 前回実施日からの案内候補抽出+院内確認+連絡履歴
  • 動物別の接種・予防薬履歴+候補日の算出条件+修正履歴
  • 飼い主向け画面+閲覧権限+公開資料の版+通知停止

健診を先に扱う場合は、検査データの取込元、獣医師の確認、飼い主へ公開する資料、差し替え方法までを初期範囲に含めます。
慢性疾患の再診管理から始める場合は、候補抽出だけでなく、既存予約システムとの更新順序も決めておく必要があります。

ご相談時に確認したい内容

現在の運用について、分かる範囲で次の内容を伺います。

  • 電子カルテ、予約、会計、検査機器など現在使用しているシステムと、正式な記録を保存する場所
  • 動物・飼い主を識別する番号、多頭飼育や家族利用の扱い、退会・死亡時の利用停止
  • 予防項目ごとの候補抽出条件、院内確認の担当者、日付を修正する条件
  • 電話・メール等の連絡方法、配信結果の取得範囲、通知停止や宛先変更の受付方法
  • 飼い主向け画面の公開範囲、家族アカウントの権限、資料の公開前確認と差し替え方法
  • 予防薬の処方・販売・受取・投与申告と、健診・慢性疾患の再診状態の区分
  • パソコン・タブレットなどの利用端末、利用者ごとの閲覧・登録・修正権限、履歴の保存期間

導入までの流れ(例)

  1. 予防接種、予防薬、健診、慢性疾患の再診について、現在の記録先と確認に時間がかかる場面を伺います。

  2. 既存システムと新しい画面の担当範囲を決め、動物・飼い主・予防項目・予約を対応させる方法を確認します。

  3. 候補抽出、院内確認、通知、予約、実施、資料公開などの状態と、各状態を更新できる担当者を決めます。

  4. 検討用画面とテストデータで、重複登録、誤った動物への公開、配信不能、予約変更、資料差し替え時の動作を確認します。

  5. 本番反映後は、日常の確認担当、修正履歴の確認、アカウント停止、連携失敗時の対応を定めて運用を開始します。

動物病院の予防・再診案内システムについてよくある質問

この業務で確認しておきたい点と、個別開発の進め方・費用・保守についてまとめています。

Q.薬の購入や受け取りを、投薬済みの記録として扱いますか?

処方・購入・受け取り、飼い主からの投薬報告、院内で確認した内容を分ける構成です。飼い主単位だけでなく動物ごとに履歴を管理し、次の確認に使う情報の出所を明確にします。

Q.予防の案内対象に入ったら、予約済みになりますか?

案内候補、連絡、飼い主の回答、実際の予約を分ける構成です。対象や次の確認時期は院内で確認した情報を使い、システムによる医療判断と予約確定を混同しない流れを設計します。

Q.仕様が未定でも、画面例にない業務や一部分だけの開発を相談できますか?

はい。掲載画面は一例です。受付や進捗確認など、必要な部分から開発できます。現在の管理方法とお困りごとを伺い、画面構成をご提案します。初回相談と概略の構成案のご提案は無料です。Excelや帳票があれば参考にしますが、資料がなくてもご相談いただけます。

Q.既存システムとの併用やデータ移行、公開後の機能追加はできますか?

可能です。基幹システム、CRM、Excel、共有フォルダを残し、不足する機能を追加できます。正式なデータの保存先と更新担当・時点を決め、自動連携はAPIや出力機能を確認します。移行は項目の対応、重複・欠損、添付ファイルの状態を調べてお見積もりし、対象を限定する場合があります。公開後の機能追加にも対応できます。

Q.個人情報や社外秘情報を扱う場合、何を確認しますか?

認証、閲覧・更新権限、操作履歴、通信の暗号化、バックアップ、保存期間・削除方法、退職・契約終了時の利用停止を確認します。扱う情報、利用者、社外公開の有無、社内規程、サーバー環境に応じ、必要な対策と運用担当を設計時に決めます。

Q.画面例の全機能が表示価格に含まれますか?複数シーンの費用は合計ですか?

表示価格は「対象範囲例」を中心とした目安で、画面内の全ボタン・集計・通知・外部連携を含む価格ではありません。画面、項目、利用者、権限、通知、履歴などの対象範囲を見積書に記載します。複数シーンは共用機能と追加設計を確認し、初期開発費・月額保守費を算定するため、単純な合計にはなりません。

Q.表示価格は税込ですか?サーバーや外部サービスの費用も含みますか?

表示価格はすべて税別です。サーバー費用、外部API、ファイル保存、メール配信などの利用料は一律に含めていません。必要な費用を初期開発費・月額保守費と分け、正式なお見積もりで消費税を含む合計額をご案内します。

Q.月額保守には何が含まれますか?

不具合の調査・修正、軽微な表示調整、利用環境・外部仕様の変更に伴う確認、運用相談などが対象例です。監視、バックアップ、セキュリティ更新、対応時間は構築先と重要度によって異なり、見積書・保守契約に範囲を明記します。画面や機能の追加は個別にお見積もりします。

Q.月額保守は必須ですか?未契約でもスポット対応できますか?

必須ではありません。未契約でも調査・修正・機能追加を依頼ごとにお見積もりできます。ただし、優先対応、定期確認、対応時間の確保は月額契約と異なり、即時対応を保証するものではありません。扱う情報と業務への影響に応じて選べます。

Q.現在の自社サーバーや会社ドメインを使えますか?

原則として、現在の会社ドメインまたはサブドメインのサーバー内に構築します。PHP・データベース、容量、SSL、バックアップ、外部通信の制限などはこちらで事前確認するため、専門的な仕様を調べてから相談する必要はありません。安定運用が難しい環境では、必要条件と代替案をご案内します。

動物病院の予防・継続フォローのWebシステム制作について相談したい方へ

前回実施日の確認、案内候補の抽出、飼い主への通知、予約状況、健診後の再確認など、現在時間がかかっている場面を伺い、必要な画面と連携範囲をご提案します。

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