パターン1: 治療案ごとに資料の形式が異なり、患者が条件を比較しにくい
治療方法や材料の選択肢が複数ある場合、処置内容、期間、通院回数、費用、主な注意点を同じ項目で比較できなければ、患者は違いを把握しにくくなります。
口頭説明だけでなく、説明時点の治療計画と概算費用を後から読み返せる資料が必要です。
歯科医院が患者へ案内した治療計画、概算費用、説明資料、予約を、本人確認後のマイページで確認できるWebシステムの構成例です。
治療案の比較、患者マイページ、院内の確認一覧、X線画像と歯式を使った説明、検査結果の案内を5つの画面でご紹介します。
説明資料、見積書、同意書、口腔内写真、次回予約が別々に保管されている場合は、提示した版や患者の回答を確認する画面を追加できます。電子カルテ、画像管理、予約システムはそのまま使用し、必要な情報だけを連携する構成にも対応します。診断、治療案の選定、医療上の説明、同意の有効性の判断はシステムでは行わず、歯科医師と医院の手順に基づいて確認します。
ここで挙げる内容は、下の「院内・患者向け画面の構成イメージ集」にある各画面と対応しています。
治療方法や材料の選択肢が複数ある場合、処置内容、期間、通院回数、費用、主な注意点を同じ項目で比較できなければ、患者は違いを把握しにくくなります。
口頭説明だけでなく、説明時点の治療計画と概算費用を後から読み返せる資料が必要です。
資料を画面に表示したことや説明項目にチェックを付けたことだけでは、患者が内容を理解し、治療に同意したことまでは確認できません。
使用した文書の版、説明者、説明日時、患者が選択した案、署名・同意の日時を分けて保存し、内容を変更した場合の再説明方法も決めておく必要があります。
治療計画には今後の予定が含まれますが、検査結果や経過によって処置内容・回数・時期が変わることがあります。
患者向け画面では「実施済み」「次回予定」「今後の候補」を分け、更新日と院内確認の有無が分かる表示にする必要があります。
最終来院日だけで抽出すると、治療中断、経過観察、他院紹介、本人が連絡を希望していないケースなどが同じ一覧に含まれる可能性があります。
抽出条件に加え、本人から確認した事情と院内の推測、連絡手段、返信状況、連絡停止の指定を分けて管理する必要があります。
患者向け画面を追加する際、電子カルテ、画像管理、予約システムから情報を複製するだけでは、変更後の反映漏れが生じるおそれがあります。
予約日時、治療計画、検査画像など、情報の種類ごとに管理元を決め、更新の担当者と反映時期を明確にします。
複数の治療案について、処置内容、期間、通院回数、概算費用、主な注意点を同じ項目で比較する画面です。患者に提示した計画の版と提示日時を保存し、変更前の内容も確認できるようにします。
説明項目のチェック、患者が選択した治療案、同意書への署名は別々に記録します。電子署名を利用する場合は、本人確認の方法、署名対象の文書、署名者、日時、変更後の再同意など、診療所の運用と文書の要件に合わせて決めます。
画面イメージ:治療計画の比較・説明・治療案の選択
システム画面のイメージはPC、タブレット、スマホ横向きでご覧ください。
患者本人が、実施済みの処置、次回に予定している内容、確定した予約日時、来院前後の注意事項を確認する画面です。治療計画を変更した場合は、変更日と現在の計画が分かるように表示します。
予約の変更依頼を送信した段階では元の予約を変更せず、「受付」「院内確認中」「変更確定」「変更不可」「取消」を分けます。注意事項の閲覧日時も保存できますが、閲覧記録だけを内容の理解や同意とは扱いません。
画面イメージ:患者マイページ(治療状況・次回予定・予約)
システム画面のイメージはPC、タブレット、スマホ横向きでご覧ください。
最終来院日、未完了の治療、次回予約の有無など、診療所が定めた条件で要確認の患者を抽出する院内画面です。治療中断と決めつけず、担当者が電子カルテや予約状況を確認してから連絡対象を確定します。
費用や痛みへの不安などは、患者本人の発言と院内で推測した内容を区別して記録します。連絡の可否、希望する手段、返信、予約確定、今後の連絡を希望しない旨も確認できるようにします。
画面イメージ:中断・要フォロー患者と対応履歴(院内側)
システム画面のイメージはPC、タブレット、スマホ横向きでご覧ください。
X線画像、撮影日、歯式、所見、患者への説明事項を同じ画面で確認し、該当する歯を示しながら説明するための画面です。所見は担当の歯科医師が確認した内容を公開し、下書きや未確認の自動抽出結果が患者画面へ表示されないようにします。
既存の画像管理・電子カルテからデータを取り込む場合は、元データの患者、撮影日、対象歯、取込日時を照合します。説明用の複製を診断用画像の管理元とせず、訂正・差し替え時には旧版と公開中の版を識別できるようにします。
画面イメージ:X線画像・歯式・所見による検査結果の説明
システム画面のイメージはPC、タブレット、スマホ横向きでご覧ください。
院内で説明した検査結果の要点、撮影日、対象部位、次回の確認内容、セルフケアの案内を、患者本人が院外から読み返す画面です。掲載内容は歯科医師が確認した情報に限定し、更新時には公開日と版を変更します。
アカウントの本人確認、閲覧範囲、利用停止、公開終了を設定し、メールやSMSには検査結果そのものを書かず、患者マイページに新しい案内があることを通知する運用も検討します。閲覧日時は、説明を受けたことや内容を理解したことの記録とは分けて扱います。
画面イメージ:患者向け検査結果・セルフケア案内
システム画面のイメージはPC、タブレット、スマホ横向きでご覧ください。
処置内容、期間、通院回数、概算費用、主な注意点を同じ項目で表示します。作成中、院内確認済み、患者へ提示済みを分け、患者が見た計画書と見積書の版を後から確認できるようにします。
説明項目のチェックだけで同意済みとは判定せず、説明者と日時、患者が選択した案、署名対象の文書を保存します。治療内容や費用を変更した場合は、更新した資料と再説明・再同意の履歴を残します。
今後の治療計画、実施済みの処置、次回に予定している内容、確定した予約日時を別の情報として表示します。変更依頼の受付中は元の予約を維持し、院内で変更が確定してから患者画面を更新します。
治療計画、費用、X線画像、所見は患者本人の医療情報です。本人確認、公開対象、公開期間、アカウント停止を設定し、誰がいつ公開・閲覧・訂正したかを記録します。
診療記録は電子カルテ、画像は画像管理システム、予約は予約システムなど、最新情報を管理するシステムを先に決めます。患者マイページへの反映方法、反映時期、エラー時の確認担当も定めます。
初期公開では、説明時に使用する機能と、患者が院外から確認する機能を限定して開始できます。
例えば、次の3点を対象にすると、治療案の提示、患者の回答、次回来院の案内を順に確認できます。
X線画像や所見を患者マイページへ公開する場合は、公開範囲、本人確認、権限、訂正方法を初期公開前に決めます。中断・要フォロー一覧から始める場合も、抽出条件と連絡対象の確認者、連絡停止の扱いを先に定めます。
ご相談時には、次のような情報があると話を具体化できます。
現在の治療計画書、見積書、同意書、患者への案内方法を確認し、初期公開の対象業務を決めます。
情報ごとの管理元、計画・説明・選択・同意・予約の状態、更新担当者を確認します。
画面モックで院内と患者側の表示を確認し、公開範囲、本人確認、閲覧権限を決めます。
既存システムとのデータ連携、反映時期、連携失敗時の確認方法を決めてテストします。
限られた患者・治療内容で試行し、説明・同意・訂正・アカウント停止の運用を確認してから本番公開します。
この業務で確認しておきたい点と、個別開発の進め方・費用・保守についてまとめています。
回数・費用などの計画、医師による説明、患者の選択・同意を分けて記録する構成です。患者向けの画面には院内で確認した内容を示し、計画の登録だけで説明や同意が済んだ扱いにはしません。
次回の計画と実際の予約、連絡・回答を分ける構成です。未予約や連絡待ちを確認し、治療計画に日程の目安があるだけで予約済みとしない流れを設計します。
はい。掲載画面は一例です。受付や進捗確認など、必要な部分から開発できます。現在の管理方法とお困りごとを伺い、画面構成をご提案します。初回相談と概略の構成案のご提案は無料です。Excelや帳票があれば参考にしますが、資料がなくてもご相談いただけます。
可能です。基幹システム、CRM、Excel、共有フォルダを残し、不足する機能を追加できます。正式なデータの保存先と更新担当・時点を決め、自動連携はAPIや出力機能を確認します。移行は項目の対応、重複・欠損、添付ファイルの状態を調べてお見積もりし、対象を限定する場合があります。公開後の機能追加にも対応できます。
認証、閲覧・更新権限、操作履歴、通信の暗号化、バックアップ、保存期間・削除方法、退職・契約終了時の利用停止を確認します。扱う情報、利用者、社外公開の有無、社内規程、サーバー環境に応じ、必要な対策と運用担当を設計時に決めます。
表示価格は「対象範囲例」を中心とした目安で、画面内の全ボタン・集計・通知・外部連携を含む価格ではありません。画面、項目、利用者、権限、通知、履歴などの対象範囲を見積書に記載します。複数シーンは共用機能と追加設計を確認し、初期開発費・月額保守費を算定するため、単純な合計にはなりません。
表示価格はすべて税別です。サーバー費用、外部API、ファイル保存、メール配信などの利用料は一律に含めていません。必要な費用を初期開発費・月額保守費と分け、正式なお見積もりで消費税を含む合計額をご案内します。
不具合の調査・修正、軽微な表示調整、利用環境・外部仕様の変更に伴う確認、運用相談などが対象例です。監視、バックアップ、セキュリティ更新、対応時間は構築先と重要度によって異なり、見積書・保守契約に範囲を明記します。画面や機能の追加は個別にお見積もりします。
必須ではありません。未契約でも調査・修正・機能追加を依頼ごとにお見積もりできます。ただし、優先対応、定期確認、対応時間の確保は月額契約と異なり、即時対応を保証するものではありません。扱う情報と業務への影響に応じて選べます。
原則として、現在の会社ドメインまたはサブドメインのサーバー内に構築します。PHP・データベース、容量、SSL、バックアップ、外部通信の制限などはこちらで事前確認するため、専門的な仕様を調べてから相談する必要はありません。安定運用が難しい環境では、必要条件と代替案をご案内します。
「複数の治療案を比較できる資料にしたい」「患者が見た計画書と同意書の版を確認したい」「既存の電子カルテや予約システムと併用したい」といったご相談にも対応しています。
受付、予約、顧客・案件管理、申請・承認など、必要な業務や機能に近いWebシステムの開発例をご紹介します。