パターン1: 記録が散って、次回準備に毎回ムラが出る(共通)
その場では覚えていても、忙しい週ほど「前回の注意ポイント」を探す時間が増えます。
“記録の置き場所”が複数あるだけで、引き継ぎや見返しが急に重くなります。
小規模スタジオの現場は、予約や決済よりも「セッションの中身」が増えるほど、運用が追いつきにくくなります。
重量・回数・セットの推移、フォームの注意ポイント、体調や違和感(腰・膝など)と避けたい動き、復習メニューや動画――
こうした情報が手帳・LINE・スマホのメモ欄・紙の記録シートに散らばると、次回は「どこまでやったか」を探すところから始まりがちです。
例えば「デッドリフトの翌日に脊柱起立筋が張りやすいなら、今日はヒンジ動作の負担を落として別メニューにしましょう」のような判断も、
記録がまとまっているだけでスムーズになります。
このページでは、会員ごとにトレーニング記録/フィードバック(要点)/復習セット・動画/体調・違和感(注意ポイント)/到達度をひとつにまとめ、
トレーナーと会員の双方が「前回の続き」をすぐ共有できる画面構成イメージをご紹介します(既存の予約管理システム以外の部分をシステム化するイメージです)。
※ここでは、紙のノート・記録シート・スマホ入力も含めて、まとめて「記録」と呼びます。
ここで挙げるシーンは、下の「ダッシュボード(管理画面)構成イメージ集」の画面に対応しています。
その場では覚えていても、忙しい週ほど「前回の注意ポイント」を探す時間が増えます。
“記録の置き場所”が複数あるだけで、引き継ぎや見返しが急に重くなります。
動画・注意点・回数の目安が分散すると、会員側は「どれを見ればいいか」が分からなくなります。
その結果、次回また同じ説明が増え、レッスンが前に進みにくくなります。
「今日は腰が…」が口頭だけだと、担当が変わったときに同じ確認が増えます。
例えば“レッグプレスマシンの筋肉痛で、ハムや臀部がまだ痛い”のような要点が残るだけでも、現場の迷いが減ります。
スクール型だと、出欠よりも「何ができるようになったか」が大事になります。
チェック項目や評価の記録が紙のままだと、振り返りと目標設定が重くなります。
体重や写真、重点部位、食事の方針(PFCの目安など)が別々だと、面談の準備が重くなります。
「今月は大胸筋上部を厚くしたい」などの狙いと、実施メニューが結びつくと、継続の納得感が出ます。
予約管理ではなく、セッションの準備にフォーカスします。
「今日の対象会員」「前回の要点」「注意ポイント(避けたい動き)」「復習の実施状況」を一枚に寄せると、
セッションの立ち上がりが軽くなります。
画面イメージ:セッション準備ボード(要点・注意ポイント・前回の記録)
画面構成イメージはPCからご覧ください。
その日の記録だけで終わらせず、前回との差分が見える形にします。
会員に見せる前提だと、数字だけでなく「フォームのポイント」や「主観(きつさ)」も一緒に残す方が、
次回の組み立てが早くなります。
例:「今月は三角筋後部と大胸筋上部を重点的に」→「インクラインプレス(スミス)の頻度を上げる」など、
狙いとメニューがつながる一言があると、面談もスムーズです。
別の例:「ルーマニアンデッドリフトのハムストリングスがパンパンだから、今日はモモ裏の負担を落として組み替える」なども、短く残ると助かります。
画面イメージ:ワークアウト記録(推移・比較つき)
画面構成イメージはPCからご覧ください。
会員向けの案内は、リンクを散らすより「今回見るもの」だけをひとまとめにした方が伝わります。 マシンがなくても取り組める内容(マット/呼吸/姿勢/セルフケア)に絞り、目的・注意点・回数の目安をセットで渡します。
例:「今月のテーマは、骨盤底筋群と腹斜筋群を中心に体幹の安定を優先」など、重点が短く残ると振り返りがしやすくなります。
画面イメージ:復習セット・動画ライブラリ(会員別セット)
画面構成イメージはPCからご覧ください。
医療カルテほど重くせず、セッションに必要な範囲だけを残します。
「違和感の部位」「避けたい動き」「代替メニュー」を、短い導線で確認できる形にします。
例:「OHPで三角筋がまだ張っているから、今日は肩の負担を落として動作の質を優先」など、 その場の判断が早くなります。
画面イメージ:体調・注意ポイント・代替メニュー(履歴つき)
画面構成イメージはPCからご覧ください。
続けてもらうためには、「何が進んだか」が見えることが大事です。
数値の推移だけでなく、チェック項目(到達度)も一緒に出すと、会話がしやすくなります。
画面イメージ:月次レポート(推移・到達度・次月の重点)
画面構成イメージはPCからご覧ください。
既存アプリで食事記録ができても、スタジオ運用に合わせて「面談で話す材料」にまとまっていないことがあります。
ここでは、細かいカロリー計算を増やすより、目標・経過・写真・重点を一枚に寄せて、会話が早くなる形を想定します。
例:「揚げ物は控えめにして、脂質は総摂取カロリーの30%以内に」など、方針が短く残ると面談が進めやすくなります。
アンチエイジング目的の方でも、「姿勢・体幹の安定」や「継続ペース」が見えるだけで会話が早くなります。
画面イメージ:ボディメイク面談用レポート(目標・写真・重点)
画面構成イメージはPCからご覧ください。
重量・回数・要点・復習・体調(違和感)を、会員単位の箱に入れます。探す先が増えないだけで、次回準備が軽くなります。
長文を頑張るより、よくある注意ポイントをテンプレ化して、会員ごとの“差分”だけ残す方が続きやすいです。
リンクを散らさず、動画・注意点・回数の目安を一つの画面にまとめます。会員が見返しやすくなります。
医療レベルの記録ではなく、セッションに必要な範囲だけを残します。担当が変わっても、迷いが減ります。
数値だけでなくチェック項目も出すと、継続や進級の話がしやすくなります。スクール運営と相性が良い部分です。
体組成や写真、重点部位、食事の方針(PFCの目安など)を一枚に寄せると、面談の準備と振り返りが速くなります。
最初から全部を揃えるより、「毎回つまずくところ」から始める方が現実的です。
初期段階では、次の 2〜3 点に絞るケースが多いです。
スクール運営を強めるなら、到達度チェック(項目リスト)を早めに入れると、後から広げやすいです。
パーソナル寄りなら、写真(Before/After)と「今月の重点」を足すだけでも、面談の質が上がります。
ご相談時には、次のような情報があると話を進めやすくなります。
「記録が散って次回の準備が重い」「復習が見返されない」「注意ポイントの共有が曖昧」など、困っているところから一緒に整理できます。