パターン1: 前回記録と当日の注意事項が別々に保管され、確認に時間がかかる(共通)
種目や負荷は表計算ファイル、体調はメッセージ、担当者向けの注意事項は紙、と保管先が分かれていると、セッション前に複数の記録を確認する必要があります。
前回の記録日、記入者、公開範囲が分からないままでは、会員へ伝えてよい内容かどうかもその場で判断できません。
パーソナルジム、ピラティス・ヨガスタジオ、運動スクールでは、予約や決済のほかにも、セッション内容、フォームの注意点、体調の申告、復習動画、月次評価など、会員ごとに残したい情報があります。これらを手帳、表計算ファイル、メッセージアプリで別々に管理していると、担当者が変わるたびに前回の内容を探したり、会員へ同じ説明を繰り返したりすることがあります。
トレーナーが入力した記録は、施設内の確認を経て会員へ公開する情報と、スタッフだけが閲覧する業務メモに分けます。会員本人の申告、トレーナーの所見、施設として確定した評価も同じ記録にはしません。未成年者が利用する場合は、本人と保護者の閲覧・入力範囲を決めます。
このページでは、当日の準備、トレーニング記録、復習セットと動画、体調・配慮事項、到達度、ボディメイク面談を扱う6つの画面例をご紹介します。既存の予約、会員管理、決済システムは継続し、セッション前後の記録と共有だけを追加する構成にも対応できます。
以下の各項目は、「ダッシュボード(管理画面)構成イメージ集」の6画面に対応しています。
種目や負荷は表計算ファイル、体調はメッセージ、担当者向けの注意事項は紙、と保管先が分かれていると、セッション前に複数の記録を確認する必要があります。
前回の記録日、記入者、公開範囲が分からないままでは、会員へ伝えてよい内容かどうかもその場で判断できません。
動画、注意点、回数の目安を別々に送ると、会員は今回確認する内容を探さなければなりません。
施設側も、送信済み、配信不能、閲覧済み、本人による実施申告を分けていないと、どこまで伝わったのか確認できません。
「肩に違和感がある」という本人の申告と、動作を確認したトレーナーの所見では、情報の出所が異なります。
申告日時、確認者、当日に採用したメニュー、会員へ伝えた内容を分けて残さないと、次の担当者が事実と判断を区別できません。
講師が到達度を入力しただけで進級確定として表示されると、責任者の確認前に本人や保護者へ伝わるおそれがあります。
評価中、確認待ち、進級候補、承認済み、公開済みを分けることで、いつ誰が判断したか確認できます。
体重、体組成、身体写真、食事に関する情報は、通常のトレーニング記録より閲覧者を限定したい場合があります。
提出目的、公開先、保存期間、ダウンロード可否を決めずに共有すると、担当外のスタッフからも閲覧できる状態になりかねません。
既存の予約システムから当日の予定を受け取り、前回の記録、体調の注意事項、会員へ公開した復習内容を同じ画面で確認する例です。
予約者、来店受付済み、セッション中、記録作成中、完了を分けて表示します。予約が登録されていることだけを、来店やセッション完了とは扱いません。施設内メモと会員向けのフィードバックも表示先を分け、代行トレーナーには当日の対応に必要な項目だけを見せるなど、役割ごとに閲覧範囲を設定します。
画面イメージ:セッション準備ボード(要点・注意ポイント・前回の記録)
システム画面のイメージはPC、タブレット、スマホ横向きでご覧ください。
種目、重量、回数、セット、休憩時間、RPEをセッションごとに記録し、同じ種目の前回値と比較する画面です。
トレーナーの入力直後は下書きとして保存し、内容を確認してから会員へ公開します。公開後に重量や回数を訂正した場合は、変更前の値、変更者、変更日時を履歴に残します。
目標として「大胸筋上部を重点的に取り組む」、実施内容として「インクラインプレスを週2回へ変更」のように、目標とメニューを別項目で残します。
RPEや自己練習は本人の申告値として表示し、トレーナーが測定した数値と区別します。CSV出力を設ける場合も、担当会員だけを出力できるのか、責任者に限定するのかを決めます。
画面イメージ:ワークアウト記録(推移・比較つき)
システム画面のイメージはPC、タブレット、スマホ横向きでご覧ください。
施設で用意した動画から、会員ごとに今回の復習内容を選び、目的、注意点、回数の目安とともに公開する画面です。 動画の登録、担当者による選択、公開、通知、会員の閲覧、本人による実施申告を個別に記録します。閲覧したことだけを、実際に復習した証明とは扱いません。
会員を撮影した動画を利用する場合は、撮影目的、公開先、保存期間を確認します。ほかの会員が映り込んだ映像をそのまま公開しない運用も必要です。未成年者には、本人用と保護者用のどちらへ公開するかを施設の方針に合わせて設定します。
画面イメージ:復習セット・動画ライブラリ(会員別セット)
システム画面のイメージはPC、タブレット、スマホ横向きでご覧ください。
セッション前に会員が入力した体調と、トレーナーが当日に確認した内容、採用したメニューを分けて記録する画面です。
痛みや違和感の部位、発生時期、避けたい動作は本人の申告として残し、診断名や医学的な判断を推測して登録しません。
代替メニューは選択候補であり、画面が運動の可否を自動判定するものではありません。急な痛み、意識障害、呼吸困難など、通常の画面確認では対応できない事態については、運動を中止する基準、救急要請、緊急連絡先への連絡方法を別に定めます。
画面イメージ:体調・注意ポイント・代替メニュー(履歴つき)
システム画面のイメージはPC、タブレット、スマホ横向きでご覧ください。
出席回数、講師が入力した到達度、次月の目標を月次資料としてまとめる画面です。
到達度の入力中、責任者の確認待ち、進級候補、進級承認、本人・保護者への公開を分けます。講師が評価を入力した段階では、進級が決定したとは表示しません。到達度を割合で表示する場合は、対象項目、未評価項目の扱い、集計期間を決めます。
画面イメージ:月次レポート(推移・到達度・次月の重点)
システム画面のイメージはPC、タブレット、スマホ横向きでご覧ください。
体重や体組成、会員が提出した写真、トレーニングの重点、食事に関する面談メモを一つの資料で確認する画面です。
測定機器から取得した値、スタッフが測定した値、会員の自己申告を分け、測定日・入力者・単位を記録します。目標に対する進捗率を表示する場合は、算出式と基準日も明示します。
身体写真は、通常の担当トレーナー全員へ公開するのか、面談担当者と責任者だけに限定するのかを決めます。
例:「揚げ物は控えめにして、脂質は総摂取カロリーの30%以内に」など、方針が短く残ると面談を進めやすくなります。
食事方針は一般的な運動支援として扱い、疾患、服薬、アレルギーなど専門的な判断が必要な相談を、この画面だけで判断する運用にはしません。
画面イメージ:ボディメイク面談用レポート(目標・写真・重点)
システム画面のイメージはPC、タブレット、スマホ横向きでご覧ください。
予約者、実際の来店者、担当トレーナー、セッション記録を開催回ごとに関連付けます。兄弟姉妹や同姓同名の会員がいる場合も、別の会員記録へ入力しないよう会員番号などで確認します。
セッション記録は下書き、確認済み、公開済みに分け、公開日時と確認者を残します。運営上の連絡や担当者間の申し送りは、会員画面へ表示するフィードバックとは別に管理します。
復習動画の登録、公開、通知、閲覧、本人による実施申告を別々に記録します。動画の公開期間や対象会員を変更した場合も、いつ誰が変更したか確認できるようにします。
会員が入力した内容を本人申告として保存し、トレーナーが確認した事項、採用したメニュー、運動を中止した場合の対応を別項目で残します。緊急時の対応は、通常の画面確認とは別の手順を定めます。
月次評価や進級は、講師の入力だけで確定させず、責任者の確認と本人・保護者への公開を個別に管理します。公開後の訂正も履歴として残します。
体重、体組成、身体写真、食事方針は、通常のセッション記録とは別の権限を設定できます。利用目的、保存期間、出力・ダウンロードの可否、退会後の扱いも導入時に決めます。
最初から6画面すべてを導入する必要はありません。現在利用している予約・会員管理・決済は残し、確認に時間がかかっている業務から対象にできます。
たとえば、初期段階は次の2〜3機能に限定します。
スクールでは評価項目、確認者、進級の承認者を先に決めておくと、月次資料と保護者向け公開へ拡張できます。
身体写真や食事方針は取り扱う情報の性質が異なるため、通常のセッション記録とは分けて追加を検討します。
すべて決まっていなくても、現在の運用と優先したい業務が分かれば、必要な画面と担当範囲を検討できます。
運営形態、現在使用しているシステム、記録や共有に時間がかかっている場面を伺います。
最初に導入する業務、入力項目、各記録の状態、既存システムとの担当範囲を決めます。
会員・保護者・トレーナー・責任者の操作権限と、公開・訂正・削除の手順を画面案へ反映します。
テスト環境で、入力から施設内確認、会員公開までを実際の担当者が操作して確認します。
本番反映後の問い合わせ窓口、連携失敗時の確認、退職・退会時の権限停止を決めて運用を開始します。
前回記録の確認に時間がかかる、復習動画の公開状況が分からない、体調申告と当日の対応を別々に残したいなど、現在の運用上の課題を伺い、必要な画面と機能をご提案します。